「機械式駐車場の落とし穴」
今朝(4月28日)、出社して昨日の弊社ホームページへのアクセス数をみてびっくりしました。
今までと一桁違うアクセス数です。今日も、すごい勢いでアクセス数が伸びています。
検索ワードは、「機械式駐車場」です。
昨晩のNHKの番組で、マンション機械式駐車場の問題が放映されたことによるものです。番組の中では、パレットの傷みが激しく取替え工事が、当初の予定よりかなり前倒しになり、しかも、取替え工事費用が、当初の予算金の7倍近くになることが判明し、とても困っている管理組合や、採算面から機械式駐車場を取り壊し、台数は減るものの平置き駐車場に変更した管理組合も紹介されていました。
そして、専門家からは、今後も機械式駐車場の問題は増えていくでしょう、と結ばれていました。
この独り言で何度もつぶやいたように、機械式駐車場は時限爆弾です。
あらかじめキチンと予算を組んでおかないと大やけどをします。
通常1パレットのメンテナンス費用が1年で約15,000円、15年くらいで取替えとなり、その場合、1パレット200万円近くの取替え費用となります。
単純計算すると、1パレット月額12,000円くらいの駐車料を取らないとあわないことになります。
売主や販売業者が、これらの事を販売時にキチッと説明していればいいのですが、そんな販売の足を引っ張るようなことは間違っても話しません。
説明不十分だとして、訴訟を起こしても、説明責任は管理組合にあると退けられた判例もあったりします。
機械式駐車場のある管理組合では、再度キチンとした長期修繕計画やそれに基づいた積み立て計画を検証する必要がありますヨ。