マンション管理士の独り言・・・1043

マンション管理士の独り言・・・1043

「管理組合or管理会社?どっちの負担?」

管理人室には、MDF機器が設置されていたり、書庫があったり、防犯カメラモニターがあったりで、建物管理のための機材が所狭しと置かれています。
その上、余分なスペースは「悪」とばかりにとっても狭い空間です。売主さんは管理人室を広く取るくらいなら、その分を住戸面積に上乗せしたほうが、それだけ売り物になるし利益が増えるじゃん、です。
冷蔵庫を置くスペースさえありません。
この時期、お弁当を持ってきたら、冷蔵庫がなきゃ、腐ってしまいます。
折角の愛妻弁当(?)が腐ってしまったら昼食抜きとなり、これではお腹がすいてしまって昼からの業務にも差し支えます。作ってくれた人にも申し訳ありません。てい
管理人室横の集会室には簡単なキッチンもあり、冷蔵庫を置けるスペースもあります。
“そこに冷蔵庫を置いてほしい”というもっともなご要望が管理人さんから出されました。

このご要望に対し、管理会社さんから、“集会室に置くことでもあるし、そもそもそんなに高価なものでもない。管理組合さんで購入するよう理事会で諮っていいですか?”ってお願いです。
集会室を利用するのは、現在は、総会や理事会開催のみです。しかし将来的にはいろんな使い方が考えられます。組合員が集まった折に冷蔵庫があれば何かと便利です。
理事会に諮ってみましょうか。ということになりました。

この管理人さんはよく働き、愛想もよく、組合員からの評判も上々です。
それもあってか、理事会では全員一致であっさりと「いいんじゃない。夏が終わる前に早めに購入してあげてよ」です。
この決定を管理人さんも喜んでいました。

このマンションでは、理事会議事録を組合員全員へ配布しています。当然ながら今回の議事録には、「冷蔵庫を購入して集会室に置く」という文言が入っています。
これを見られた組合員さんが、「今まで冷蔵庫はなくて不自由なかった。それをわざわざ管理人さんのために管理組合費用で購入するのはオカシイ」というご意見が寄せられました。
しかも複数人からです。

このご意見もわからないではありません。管理人さんの福利厚生に資するものは、雇用者である管理会社が負担すべきだ、というのももっともなご意見です。
これらの意見を踏まえまた理事会で議論することとなりました。
もう夏が終わってしまいます。
売主さんが初めから設置してくれていれば、このような状態にならなかったのに~~
なんて思ってしまいます。

冷蔵庫を例にとって呟きましたが、実際の管理の現場では、よくあることです。
掃除のための、洗剤、モップ、雑巾から始まり、掃除機やフィルターなど。
脚立やバケツなども管理会社さんが負担するのか?あるいは、管理組合か?など管理組合によってその扱いは様々です。
費用の多寡は基本的にはあまり関係ありません。
どうしなければならない、ってことはありませんから、つぶやき主はじめ理事会では知恵を絞って考えなきゃ、です。