マンション管理士の独り言・・・104

「なぜ中古住宅は信頼されないか」

集合住宅新聞「アメニティ」に面白い記事が掲載されていました。
中古住宅を購入した人と、新築購入或いは建築した人との数を比較すると、日本では米英にくらべて圧倒的に新築数が多いそうです。
新築+中古の総取引総数に占める中古の割合は、日本が約13%。
これに対し米は約75%、英にいたっては実に約90%となっています。
昭和63年~平成20年についていえば、この20年間の住宅の平均喪失戸数は55,6万戸。中古取得の平均戸数は16,9万戸だから、圧倒的に売却より住みつぶしが多いことがわかります。

住宅の平均耐用年数は、日本では31年、米は44年、英ではなんと75年です。
日本の住宅の寿命が短いのは老朽化だけが原因ではなく、たとえば米英では新築は高すぎて手が出せず、中古から中古に渡り歩くのが普通となっています。
そこでは、中古住宅でも手を加えれば加えた分だけ値上がりが期待できるから、メンテナンスに力を注ぎますが、ところが日本では中古は値下がりすると多くの人が考えており、事実値下がりします。

筆者はこの主たる原因を、長期的ビジョンのないままの都市計画と市場に任せっぱなしにしてきた住宅供給だと言いきっています。
優良な中古住宅がその品質に見合っただけの金額で売却することが出来て、新築への住み替えが容易にできるようになればマンション業界は勿論、不動産業界にとっても望ましいことです。

そーなればトーゼン、つぶやき主にも仕事の依頼がたくさん舞い込み・・・などと。
高尚な記事が、本音が出た途端、一気に浅ましい記事になっちゃいました。