「不思議な役職、理事長」
総会の時期になりました。新しい役員さんがアチコチで誕生しています。
役職決めは役員さんの間での互選となっていますので、総会前に役職を決めてしまうって管理組合さんもよく見かけます。
先週は2つの管理組合さんの役職決めに立ち会いました。
一つの方は割合スンナリト決まりました。
4人で構成される理事会ですが、そのうちの3人が理事長経験者だったので、「やったことのないお宅がやってよ」という具合です。しかも「以前と違ってつぶやき主さんがいるからそんなに大変じゃないよ」で決まっちゃいました。
もう一つの方は難儀しました。
勤めや家族構成などからこの人っていう方がいたのですが、「1度理事長を経験してるし、今期は町内会長もやらなきゃだから、絶対無理!」でなかなか引き受けていただけません。それでも他の方の環境を聞くうちに「こりゃ、自分がやるしかない」って思っていただけた用で渋々ながらお引き受けいただきました。
「つぶやき主さん、本当によろしくね」って帰り際にギュッと握手されちゃいました。
会計理事選任は理事長以上に骨が折れました。皆さんお目当ては副理事長のようです。
高齢の方や共働きで平日銀行には行けそうにない方、入退院を繰り返している方などそれぞれ、“そりゃ難しいわな”って事情があります。
理事長裁定で、「皆さんそれぞれご事情があるのは分かりますが、それを言い出したらキリがないから、Aさんお願いします。」で一件落着かと思ったら、Aさんが頑強に抵抗します。しばらく理事長や他の新任理事さんと押し問答が続きましたが、Bさんがか細い声で「私がやります・・・」です。
つぶやき主が最大限サポートすることでBさんに落ち着きました。
印象ではAさんは本当に暇はないのでしょうが、それよりも管理組合の役員何てやりたくないって感じでした。
一昨年の北区の管理組合ではくじ引きで理事長になった方が、くじ引き後も往生際悪く新役員へ“変わってくれ”“交代してくれ”と懇願していた事が思い出されました。
でもこの理事長さんは、「位が人を作る」っていうのか、その後の理事長さんとしてのリーダーシップは素晴らしいものでした。
これに対し、何年も何年も引き続き理事長をやりたいっていう方もお見かけするので、そのギャップに戸惑います。
前回もつぶやきましたが、何年も理事長さんをやってる人は???って気がします。
マンション管理士がこんなこと言っちゃいけないのでしょうが、理事長はやりたくない、って思うのが正常な感覚かな、です。
くじ運がいいのか悪いのか理事長職を引き当てた方は、わかんないことあればつぶやき主へお聞きになられて。