マンション管理士の独り言・・・1063

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「マンションへの補助金」

補助金というか、税金の投入というか、言い方はいろいろありますが、つぶやき主が知っているだけで市内マンション2つに補助金が交付(税金が投入)されています。
ひとつはすでに分譲が終わっている門司のマンションで約2億5千万円と聞いています。もうひとつは現在も販売中の物件です。
こちらへの投入額は門司のマンションより一回り規模が大きいので、門司マンション以上の交付額かな?って感じです。
因みに、もうひとつのマンションというのは、小倉駅再開発プロジェクトエリアの積水ハウス「グランドメゾンザ・ガーデンシティ小倉」ではありません。

主管する北九州市再開発課へ交付額を聞いても教えてくれません。
つぶやき主はあんまり税金負担していないので、“税金支払っているのに!”と強く言えないところが悲しい、です。

専有部分には補助金交付されませんが、共用部や外構にはその要する費用のうち、国が3分の1、市が3分の1、残りは事業者負担(=購入者負担)です。
補助金の名目は、「住宅市街地総合整備事業」です。
国も負担するものの、国は市が補助金申請にOKならば、国もOKですよというスタンスで、市がイニシアチブをもって交付しています。

ここからがどうも分からないのですが、売主さんは“補助金が出ているマンション”という事を全面には打ち出しません。
どちらかというと、大っぴらには広言しないというより、「シーッ、内緒」みたいな感じです。
購入希望者やもう既にお住まいの方でも知らない人はいっぱいいるようです。
“このマンションには補助金が交付されています、いわば国や市のお墨付きのマンションですよ”とトークすれば売れ行き好調となるはずなのですが・・・。

更に分からないのが、補助金が交付(税金の投入)されている分だけ価格が安くなっているようには全然見えないのです。
2億円以上の補助金が交付されていれば、それだけ安くなるはず、と考えるのですが、幾分高めの販売価格設定です。
安くすれば、税金で一個人への利益供与、となりそれはそれで不味いのでしょうが・・・。
では、交付された分だけ外構が立派なのか、共用部分が充実しているのか?というとつぶやき主にはそうも見えない、です。
また、補助金が交付された故に、例えば売電出来ない、など将来不自由が発生することも考えられます。

2億円以上は誰の懐に入った?売主さんが儲かった?よくわかりません。

住民監査請求などを行使すれば、交付額程度は分かるかもしれませんが、あまりお上に楯突きたくもありませんし・・・。

これつぶやくと不味いのかな・・・???