マンション管理士の独り言・・・1075

マンション管理士の独り言・・・1075

「管理会社ランキング」

マンション管理新聞などの業界紙で管理会社のランキングが発表されています。
売上だとか受託管理組合数などが評点の対象となるようです。
そこでつぶやき主なりに管理会社さんのランキングを付けてみました。
業界紙のランキングは、客観的指数に基づかれて順位付けされていますが、つぶやき主のランキングは実際にいろんな管理会社のフロントマンとのやり取りを通じて得られた現場主義に基づくものです。
主観ではありますが、かなり精度の高いランキングになっていると自負しています。

つぶやき主の評点の基準となるのは、1、理事会などの頻度 2、フロントマンのレスポンスや対応能力 3、理事会や総会の議案作成能力 4、管理組合への提案能力 5、管理規約精度です。
北九州限定ですが、つぶやき主が理事会・総会や、大規模修繕工事コンサル、管理会社変更コンサルなどを通じて得られた肌感覚と言えるものです。

映えある1位は、章栄管理さんです。広島の業者さんです。市内のフローレンスマンションシリーズ3棟を受託管理しています。最近はリプレイスにより、フローレンスシリーズ以外でも管理要請があるようです。
何といってもここの議案書は素晴らしい。通常総会ならば議案数も10くらいになり、ページも50ページに及びます。理事会も月に一度は開催されますし、議事録は理事会・総会の別なく全組合員へ配布されます。つぶやき主が顧問をやっているので特に念入りに業務しているというのはあると思いますが、フロントマンへ聞くと全員配布は社の方針だそうです。
理事会へもいろんな業者さんを出席させ、専門的にご説明させます。
保険事故への対応力にも目を見張るものがあり、管理組合さんは余計な出費がかなり抑えられているという印象です。

第2位は、日本ハウズイングさんです。受託棟数日本1のようです。フロントマンのスキルが押しなべて高いという印象です。会社としてのノウハウも洗練されており、つぶやき主と玄人の話が出来るスタッフが揃っています。
特徴としては、管理委託契約の内容に沿った業務を行うということが徹底されており、管理組合からの“あれもやって、これもやって”には応じない傾向にあります。ですから我の強い理事長さんからすれば“これぐらいサービスでやってくれてもいいじゃん、杓子定規なんだから”と思われるかも知れません。しかし契約行為なのですから契約外のことは受け付けないというのが当たり前です。オピニオンリーダーとして管理業界を底上げしそこで働く人の定着率アップを目指しているそうです。

第3位は、東京建物アメニティサービスさんです。これまでは西新サービスという名称でしたが東京建物と合併し、社名が変更されました。フロントマンが人障りが良く、丁寧な方が多いという印象です。例えば植栽管理だけが別の業者さんが請け負っているという場合であっても、嫌がらずにその業者さんと主導的に打ち合わせを行います。管理組合の利益第一という社風が感じられます。

第4位は、サンエージェンシーさんです。ここで初めて地場企業が出てきました。管理受託料も良心的です。月に一度はフロントマン全員で清掃を行う清掃デーを設けています。現場主義とも言えるもので、フロントマンの対応も悪くないレベルです。もっとノウハウを積んでいけば大化けかも、って期待しています。

次のグループを構成するのが、
合人社契約研究所・・・つぶやき主は悪く感じないが、業界では評判が悪い
日鉄コミュニティ・・・委託料が高い、保険対応力が弱い。
東急コミュニティ・・・レスポンスが遅い。担当者の引継ぎがいい加減
リビングサポート・・・フロントマンの出入りが激しい。個々の能力不足
日本総合住生活・・・・発注工事の費用がバカ高い。分譲マンションはあまり得意ではない

更に下位のグループが
なかやしき・・・フロントマンはいい人が多いが、そもそも管理とは何かをわかっていない
日本エスエム・・エキスパートは数名いるが、それ以外との差が激しい。

その他、ニッセンホームサービスは論外。穴吹ハウジングはいい噂を聞かない。
長谷工コミュニティはあまり知らないが、一時期ほど安く受託しないようです。

以上、完全に主観に基づくランキングでした。でもストライクゾーンには入っているはずです。
下位にランキングされた会社さんは、怒っちゃだめよ。