マンション管理士の独り言・・・111

「不正のオンパレード」

今週号のマンション管理新聞は、不正のオンパレードです。
1面にはデカデカと、大阪ガスコミュニティライフの管理員による管理組合財産横領事件です。大阪の2組の管理組合が被害を受けました。
一つの方は、150万円。
もう一つは、850万円です。
その手口は、

①現金で受け取った管理費などを着服  ②理事長交代時に預かった印鑑を使用したり、「修繕費用がいる」などの嘘を言って出金伝票に押印させるなどです。

さらに1面にはもう1件。
6年前に倒産した東洋ビル管理が、管理組合資金を会社の運転資金に流用していたもので、当時の専務取締役が起訴されました。
暗いニュースはこれで終わりかとページをめくると、今度は双日総合管理のフロント2名による30万円着服事件です。手口は現金で集金したものの着服です。
続いて、大阪北区のマンションの大規模修繕工事に関して、暴力団組長他、工事を受注した業者が詐欺罪で起訴されたという事件が掲載されています。

しんがりは、近畿マンション管理士協会が、管理組合に提訴されたという記事です。
この事件は以前(103号)の独り言にもアップしましたが、この時は近畿マンション管理士協会が当該管理組合に対して大規模修繕工事のコンサルタント料金の支払いを求めて訴訟をおこしたものでしたが、これに対し管理組合が反訴したものです。
管理士として、せつなく割り切れない事件です。

総会の季節です。管理組合活動に興味を持って、是非出席しましょう。