マンション管理士の独り言・・・1186

マンション管理士の独り言・・・1186

「ワンちゃん飼育」

平成10年以降に建てられたマンションはすべてと言っていいくらいペット飼育可です。大きさや頭数に制限はあるものの、基本的にはペット飼育可です。

飼育可と言ったって、特に防臭や防音設備などが備わっているわけではありません。

せいぜい散歩から帰った時のペット用足洗い場が備わっている程度です。

ですから飼育の前提となるのは“ペット飼育細則を遵守しますよ”です。

飼育届の提出・狂犬病予防接種・バルコニーでブラッシングしない・エレベーターや廊下では抱きかかえるなどです。

ではこれら飼育細則を守っていればペットを飼育していいのか?っていうとダメとはいえないものの、もろ手を挙げての賛成はできません。

ワンちゃんの場合、無駄吠えが近隣トラブルに発展します。

家族の誰かが在宅ならばワンちゃんも落ち着いていて無駄吠えはしないのでしょうが、独りっきりになると寂しいのか、或いは番犬としての血が騒ぐのか、住戸の前を人が通るたびに吠えます。

隣人から、“出勤する度に吠えられる。何で朝から吠えられなきゃいけない”です。

またどこかで犬の鳴き声が聞こえたり、救急車のサイレン音でも共吠えします。

家人は留守している時のワンちゃんの様子が分からないので、近隣からの苦情で初めて無駄吠えを知るってパターンです。

つぶやき主の指摘に対して、“出来るだけ家にいるようにします”って言われるのですが、仕事や学校もあり24時間付きっきりというのは無理です。

声帯を切るって方法もありますが、それは可哀そうです。

それに以前は声帯を切ってくれる獣医さんもありましたが、最近ではほとんど断られるようです。

飼い主さんがしっかり躾をする以外に方法はありません。

また、ワンちゃんがストレスを貯めないように朝夕の散歩も必須です。

“可愛いから飼い始めた”はいいのですが飼い主としての自覚と責任を果たさなければなりません。

マンションで飼育できるワンちゃんはどうしても小型犬になってしまいます。

これはつぶやき主の偏見かも知れませんが、“小型犬はよく吠える”ってイメージを持っていますが間違っていたら小型犬の皆さん、ゴメンナサイ。

ペットではなくコンパニオンアニマルと言われます。可愛くて従順で一日の疲れを癒してくれます。それだけに飼い主さんもワンちゃんも気兼ねせずに生活したいものです。

そのためには、躾が重要です。自分で躾できないなら専門家に依頼してでも躾しなければなりません。

断っておきますがつぶやき主はワンちゃん大好きです。猫ちゃんは、あんまり、あんまり、です。

つぶやき主の会社名「エースマンションコンサルタント」のエースというのは飼っていたワンちゃんの名前です。アドレスのinfo@acepuff.comのpuffもワンちゃんの名前です。

それだけにワンちゃんも飼い主さんも快適なマンションライフを送っていただきたいのです。