マンション管理士の独り言・・・1196

マンション管理士の独り言・・・1196

「何故もっと研究しないのか?」

“何故あんなマンション買うの?”って思えるマンションがあります。

“もっとよく検討すれば買っていないだろうに”と思いますが買ってしまったら後の祭りです。

“そんなこと言ったって、建築途中の新築マンションだから分かりようがないじゃん”というのは間違っています。

パンフレットや物件概要、予算案、管理規約、使用細則、長期修繕計画を見れば大体のことはつかめます。

つぶやき主ならば、そのマンションで将来どんなことがトラブルになるのかまでわかっちゃいます。

将来トラブルになることを分かっていても、例えば利便性が抜群、環境が優れているなどマイナス面以上の余りあるほどプラス要因があればそれでOKです。

住んでしまった後に「知らなかった。こんなトラブルに巻き込まれるとは思わなかった。買って失敗だった」なんて言うのは大人の買い方ではありません。

良いところも悪いところも分かったうえで購入するのが賢い消費者です。

マンションは一般市民が生涯で購入するものの中でおそらく一番高価なはずです。

それなのに、研究していない方が多いのに呆れてしまいます。

中古マンションの場合は、新築マンションに比べてもっといろんな情報が得られます。

そこに住んでいる方のご意見も参考になりますし、管理会社の対応力や売主のアフターサービスの内容なども知ることが出来ます。建物の不具合だってわかります。

また総会議事録でどのようなことが話し合われたのか?どんなトラブルがあるのか?なども知ることが出来ます。

更に管理費など滞納者の有無、修繕履歴、積立金預金高まで把握できます。

つぶやき主になると、決して表に出ない管理組合活動の内容や建物の瑕疵なんてところまで分かります。

知人や同僚、親や親族に相談するのもいいですが、もっとつぶやき主を活用しなきゃです。

北九州以外のマンション事情にはそれほどでもありませんが、北九州のマンション事情に関しては、とびっきりです。

「独り言」でつぶやいているのは表面的な事ばかりです。

もっとドロドロとした人間関係がアチコチの管理組合内部に存在します。

また、建物不具合に関しての売主や施工会社の対応についても会社や物件により雲泥の差があります。

それを呟いちゃうと、そのマンションの資産価値の低減を招くことにも成りかねないので、つぶやけません。

大枚はたいて、30年くらいのローンを組んでまでしてマンション購入するのに何故、ほんの少しの相談料をケチってつぶやき主に相談に来ないのか理解できません。

このところマンション居住者から多くの相談が寄せられます。

そして皆が異口同音に「マンション購入前につぶやき主さんに相談すれば良かった」です。

北九州のマンション業界で30年以上のキャリアを誇るつぶやき主をもっと活用しなきゃ、です。