マンション管理士の独り言・・・1209

マンション管理士の独り言・・・1209

「マンション管理士の立ち位置」

全国の分譲マンションの92%が全部委託管理のようです。

最近建てられたマンションは戸数に限らず全部委託管理です。

つぶやき主も顧問として一つだけ自主管理マンションのお世話をしていますが、それ以外の管理組合は全て委託管理なので管理会社さんが管理業務を行っています。

この自主管理組合さんは、「管理会社に依頼するよりマンション管理士の方が、専門的知識があり、役に立つ、何より安価で済む」という考えからのご依頼です。

これはは大正解です。

もう10年以上のお付き合いになりますが、やっていることはまるで管理会社フロントマンです。もっとも手前味噌ながらそこいらのフロントマンよりずっと優秀です。

色んな管理会社さんフロントマンとお付き合いがあります。

名前ばかり有名で内容がちっとも備わってない超大手管理会社もあれば地場ながらキチンとした対応のできる管理会社さんもあります。

管理会社さんは、営利企業ですから必ずしも管理組合のためになることばかりを行うとは限りません。

そこでマンション管理適正化法によりで管理組合の立場に立って助言指導を行う=マンション管理士という資格が出来たのです。

つぶやき主のモットーは、「いただいたお金以上のサービスの提供を」です。

これはつぶやき主がやらなければならない仕事ではなく管理会社の仕事だな、っていう場面によく出くわします。

速やかに実施するようにフロントマンに指示しますが、時間がかかったり、満足のいく出来栄えとはならないな、って時はつぶやき主が実施します。

これは、管理会社+つぶやき主がいて迅速にできないというのは管理組合さんの利益にならないという考えからです。

本来管理会社が実施すべきことをつぶやき主がやるわけですが、これに対して組合員さんの反応が分かれます。

多くのご意見が、「こんなことまでやってもらって有難う」ですが、「管理会社の仕事でしょ。何でつぶやき主さんがやってるの?つぶやき主さん管理会社からお金もらっているの?」という反応もあります。

また、「つぶやき主さんは管理組合の顧問と言う立場でしょ。何で管理会社の側について管理会社の業務を助けているの?」って言われちゃうことだってあります。

管理会社と管理組合さんは必ずしも敵対関係にあるわけではありませんが、見ようによれば管理会社の立場に立って仕事しているように見えなくもありません。

顧問として管理組合の立場に立って、管理会社に指導・指示を行いながら、同時に管理組合さんの組合業務が円滑にスピーディに実施できるように、管理会社に協力できることは厭わない、というスタンスが求められます。

繊細なバランス感覚が求められます。

以前はスナックの奇麗なおねーさんから「最近ご無沙汰ね。飲みに来てよ」ってお誘いが電話やハガキであっていましたが、最近はこれに代わって献血ルームから「献血のお誘い」があります。

「B型が不足しています。是非献血に来て下さい」って興醒めするような野太い男性の声です。

で、また行ってしまいました。60回超えです。1回400mlですから、結構すごい量です。