マンション管理士の独り言・・・1232

マンション管理士の独り言・・・1232

「川口建設さん、お騒がせしました」

土曜日(4日)にグランドパレス一枝の今度は確認会へ同行してきました。

前回内覧会に同行させていただいた方とは別の同行ご要請です。

ご自分だけで内覧会で検査したけれど、どうしても”見落とし””見逃し”がありそうなので、プロの目で見てほしいとのご要請です。

以前にも門司の物件で、内覧会時ではなく、確認会での同行をご依頼されたことがありました。その確認会では、“びっくり仰天”レベルの惨い仕上精度でした。

「なるほど、この仕上じゃ確認会への同行を依頼したくなるな」って不具合だらけの仕上げでした。

本件ではそれほど悪い仕上げではなさそうです。

事務所にご来社いただき、内覧会確認シートを見せてもらいました。

個所数は多かったけれど、致命的な補修個所もなさそうだったので、「お金をかけてまで、つぶやき主に同行してもらわなくても良かでしょう」と提案しました。

しかし、その方は以前から「独り言」をご愛読いただいていたようで、つぶやき主のフィルターで確認してほしいとのことです。

最近では内覧会同行にも人数制限がかかり、1級建築士と2人ではなく、つぶやき主一人で同行しています。その分金額も大幅に値下げしてお請けしています。

確認会では、お客様には前回の指摘事項をご確認いただき、つぶやき主はまた別の視点で確認していきます。

つぶやき主の指摘や質問に対して、現場担当者だけでは判断できず、最後には現場責任者までお見えになりました。(そんなに難しいこと聞いてないのに~)

その結果、「これは引き渡しまでに必ず補修します」という返答となりました。

その通りです。その判断は正しい。

「施工精度の問題であって使用に支障ありません」「しばらく様子を見てください」ってレベルではありません。

入居後必ずトラブルに発展し、補修しなければならなくなるような仕上げです。

補修はできるだけ鍵の引き渡し前に実施すべきです。そうでないと、入室のためにお客様から鍵をお預かりしたり、在宅をお願いしなければならずお互いに何かと不便です。

手直ししなければならないものは、引き渡し前までに終えておくべきです。

強面の監督さんでしたが、キチンとした判断をされ、しっかりと補修も行ってもらえそうです。

本来内覧会では、専有部分のみの確認検査ですが、グルっと一回り敷地や共用部分を回っただけで、将来のトラブルが見えてきます。

長年マンション管理に携わったものでなければわからない視点が身に付いているようです。

その将来の問題点もご依頼主にはご報告です。

そこで改めて感じましたが、マンション購入者はつぶやき主に内覧会同行を頼むべきです。

お金を出した以上の利益をもたらします。

”自分の事誉めてやがる、宣伝しやがって”と思われるかもしれませんが、事実です。

専有部分は勿論ですが、将来の管理組合のためにもなる内覧会同行です。

マンション購入者全員がつぶやき主に内覧会同行を依頼すれば、将来管理組合が抱えるトラブルが必ず減ります。

或いは、売主さんが竣工検査をつぶやき主にご依頼すれば、なんて思います。

ゼネコンさんは嫌がるだろうけど

ちょっと言い過ぎか・・・。