「理事長のお仕事」
雇われ理事長をやっているマンションで、雑排水管高圧洗浄工事と、外壁の補修工事を実施する事になりました。
理事会の指示で最低３業者から見積もりを取ってほしいとの要望です。
そして理事長のお仕事が始まりました。
共通仕様書を作成し、現地説明を行いますが、３業者を一同に集めて行うと不公正になる場合もあるので、それぞれ異なる日時で現場説明を行いました。
そして、見積書を提出してもらい、理事会においての審議です。
その結果、選出された業者とは、今後の工事の日程調整や現場の再確認等の打ち合わせを何度となく行いました。
そして、全組合員への告知作業もナントカ無事終える事が出来ました。
高圧洗浄工事に関しては、専有部分の横引き管も洗浄を実施するので、住戸内へ立ち入らなければなりません。このため、工事実施日には在宅していただく必要があります。
また、作業は下の階から行うため、どうしても日程に融通がきかず、この点からも組合員のご協力が必要です。
空き家になっている住戸もありますから、オーナーへの連絡作業も必要でした。
さらに、このマンションでは１階が店舗になっていますから、営業の妨げにならないような日程調整や駐車場移動の手配も行ないました
外壁補修に関しては高所作業なので、ゴンドラを吊るして行う事になります。
最上階の住戸のルーフバルコニーからゴンドラを吊るしますので、その部屋の居住者へルーフバルコニーへの立ち入りのお願いと、工事中の戸締りについてもご案内しなければなりませんでした。
また、直接工事を行う住戸ではなくても、窓からゴンドラ作業が見えることとなる住戸の方へも、ゴンドラ作業についてご報告し、できればカーテンは閉めていただくようお願いもしました。
電話でのご案内は要領を得ませんので、１件１件を訪問してのご案内となります。
ゴンドラはその日の作業が終えたら、１階店舗前に置かせていただかなくてはならないので、店舗の方へもその件についてのご報告と駐車場移動の手配も行いました。
そしてやっと、１週間後に工事が始まります。
何事もなく無事に終わる事を願っています。
これら工事前の段取り作業については、毎月の理事長派遣料とは別に請求は行いません。
我ながら、良くやっていると感心しています。
自主管理のマンション管理組合の理事長さんは、これらを本当にやれているのでしょうか？
もしやれているのならば、素晴らしい。拍手拍手です。
専門家のつぶやき主でさえ息切れしそうなのに、素人の理事長さんでこれらをやるのは、大変だな～とつくづく感じています。