マンション管理士の独り言・・・173

「理事長のお仕事・・・雑排水管高圧洗浄」

11月に理事長として派遣されているマンションで雑排水管高圧洗浄を実施しました。
2~3年に1度の頻度で高圧洗浄を実施しているマンションが多い中、このマンションでは毎年実施しています。
ご存じでしょうが、高圧洗浄とは台所・洗面所・お風呂の排水管を高圧の水を噴射する事により、管内の汚れやヌメリを除去しようとする作業です。
1番突端にノズル(スクレイバー)という噴射口がついていて、これが高圧の水の噴射で
自分ひとりで前へ前へと管内の汚れを落としながら進んでいきます。スイッチを入れ替えると逆噴射で手元へ戻ってくるという優れものです。
平均して1戸当たり10~15分で作業を終えます。

しかし派遣理事長は、それまでの段取りが大変です。
まず、どこの業者に依頼するのかから始まります。
3業者から見積もりを取り理事会で議論します。
場合によれば現地立ち会いだって必要です。
派遣理事長なので、そのマンションには居住していないものですから、わざわざ出向かなくてはなりません。
業者が決まれば、具体的な日程を理事数人と業者とのパイプ役になって調整します。
さあ、日程が決まりました。
掲示用の“お知らせ”と各戸投函用のチラシを業者に用意してもらって掲示と投函を行います。
これが作業日の約1か月前。

さらに1戸でも多くの住戸が高圧洗浄できるように、連絡作業が始まります。
区分所有者全員が居住していればいいのですが、賃貸していたり、社宅であったり、空き室だってあります。
管理している不動産屋へ連絡を取り、実際の入居者へ作業当日は在宅してもらわなければなりません。
空き室の場合は、オーナーへ作業日に出向いていただかなければなりません。
中には、当日の午前中の予定なのを11時~にしてほしいなどの注文もあります。
可能かどうかを業者と打ち合わせ、再度連絡。このような連絡作業にかなり忙殺されました。
そして、作業当日は高圧洗浄車の駐車場の確保、作業の立ち会い。全工程に立ち会うわけではありませんが、1時間程度は作業を見守ります。
つぶやき主の頑張りが良かったのかどうかわかりませんが、63戸中62戸が実施できました。
もう少しで100%だったのに残念です。
未実施のお宅にもチャンと連絡していたのに・・・。

そして一息つく暇もありません。
12月には下関のマンションで高圧洗浄を実施します。

これから連絡モードに入ります。
達成率100%目指します。