マンション管理士の独り言・・・179

「マンションの世界遺産!!」

2008年7月に「ベルリンのモダン・ジードリング」が世界遺産に登録されました。なんと、これらは1913年~1934年にかけて建築された住宅団地なのです。都市計画家であり建築課でもあった著名なブルーノ・タウトやバウハウスの初代校長ヴァルター・グロピウスなどがこの建設に携わっています。
そのコンセプトは「キッチン・バス・バルコニーが付き、庭はないものの充分に外気や光が取り入れられ、機能的かつ実用的な間取りで、しかも割安な住宅であり、その後の住宅建築や都市景観に多大な影響を与えた」として高く評価されています。

マンションを長持ちさせることは世界の目標とも一致します。長持ちさせるという事は、古くて不便なマンションに我慢しながら住むという事とは異なり、便利で快適なマンションにすること事が長持ちへの第1歩なのです。そして省エネ、CO2削減という流れに沿い快適に住み続けられる集合住宅にするには、
①維持管理をキチンと行う  
②改善改良をいとわない
③長期的・広い視野での管理を行う
④住んでいて気持ちのいいマンションを目指す
⑤住んでいて安全な地域を目指す
⑥組合運営で多数決だけに頼らない本当の民主主義を進める
と言う事が考えられます。
「ウェンディ」からご紹介しました。
マンションが世界遺産に登録されていると聞き驚きました。しかも築後100年近くも経っている住宅団地です。

ど~ですか?あなたのマンションも今から世界遺産登録を目指しませんか?
今ならまだ間に合うかも知れません。
・・・・・、手遅れみたいっすね。