マンション管理士の独り言・・・197

「新!マンション管理士の方へ」

1月14日(金)に平成22年度マンション管理士合格発表がありました。
本年は、問題が易しく、合格点が上がりそうと言われていましたが、37点でした。
合格率8,6%で新たに1,524人の方がマンション管理士となられました。
福岡でも109名の方が合格してピッカピカのマンション管理士1年生となりました。
おめでとうございま~す。

大した経験も積んでいないのですが、北九州ではマンション管理士事務所の看板を掲げてやっているのは、見渡すところつぶやき主のところだけのようなので、偉そうに先輩風吹かせて一言のたまいます。

この資格は、机の上の勉強だけでは使い物にならず、とにかく経験が第一です。
机上で勉強してきた事と、実際とでは大きく異なることに驚かれることでしょう。
まずは、実際の管理の現場ではどのような事が行われているのかを知ることから始めましょう。
理事会や総会へたくさん出席して、実務経験を積まれることを強くお勧めします。

そして、マンション管理についてはまだまだ知らない事ばかりですよ。
マンション管理は奥が深いですよ。ですから、たくさん勉強しなければなりません。
マンション管理士試験に合格するくらいだから、宅建主任者試験にはすでに合格していると思いますが、宅建主任者試験は合格すればそこがゴールのような資格ですが、マンション管理士はやっとスタートラインについたって感じの資格です。
まだまだ知らない事ばかり、勉強しなきゃならない事ばかりです。
お近くの方なら、訪ねてきて下さい。
つたない知識・経験ですがいろいろと教えてあげますよ。

最後に一言。
マンション管理士は、自分のマンションの管理組合活動に関わらない方がいいですよ。
マンション管理士になって自分のマンションの管理組合活動を専門的な目で見れば、管理規約違反や決議要件を満たしていないものは山ほどあります。
どうしても、意見を言いたくなるのでしょうが、止めた方がいいですよ。
双方エスカレートしてしまって訴訟になるケースまであります。
勝っても負けても後味の悪さだけが残り、人間関係ズタズタです。
管理組合の利益第一を常に考えましょう。  ・・・・・       でした。