マンション管理士の独り言・・・199

「内覧会」

この時期、つぶやき主の会社にも内覧会同行のご依頼がよせられます。
で、ちょこっと宣伝をつぶやいちゃいます。

多くの人は、内覧会同行というと、出来あがった住戸に入り、傷やヘコミなんかがないのかを調べるものだと思っていることでしょう。
傷やヘコミはもちろんですが、それ以外にもレーザー水平機なんかを持ち込んで水平・垂直が確保できているかの調査も行います。

しかし、つぶやき主の場合はそれだけではありません。
内覧会が実施される方は、パンフレットやモデルルームだけでその住戸を購入しています。実物は内覧会で初めて目にする事になるのです。

したがって内覧会では、実際に出来あがった住戸ではパンフレットと異なる箇所はないのか、モデルルームと違う仕様はないのかなどの確認を行わなくてはなりません。
少し気のきいた売主さんならば、パンフレットやモデルルームと異なった箇所の一覧表などを作成して提示してくれたりしますが、ひどいところになると、変更があるのかどうかさえ満足に答えきれない売主さんもあったりします。
変更箇所の確認を行い、なぜそうなったかを聞き、専門的に注釈を加えながら、買主さんはそれでいいのかどうかの確認を行います。

また、例えばオートロックの説明が終わった後に、“暗証番号は設定するのか”“朝刊配達時間はタイマーによりオートロック解除するのか”“解除しないならば朝刊はどのように配達されるのか”など、初めてマンションを購入する人はわかるはずがないけれど、大切なことを買主さんに代わって質問してあげます。

ですが、つぶやき主の内覧会同行の一番の目玉は、管理規約・長期修繕計画の検証をサービス(無料)で行っていることです。
ほとんどの方が、管理規約や長期修繕計画に眼さえ通していません。
そこでつぶやき主が、解りやすいようにレポートを作成し、内覧会とは別に2時間くらいかけてじっくり噛み砕いてご説明します。
レポートもA4で5~10枚くらいになります。
ムーブでの有料セミナーで30人部屋を満室にするほどのつぶやき主からマンツーマンでレクチャアを受けられます。
このサービスはとても喜ばれています。

つぶやき主の内覧会同行は、マンションという建物の堅固さや、住戸の出来栄えばかりを検査するだけじゃありません。
管理面でもしっかりしているかを確認する作業なのです。