マンション管理士の独り言・・・217

「強烈な相談ばっか・・・」

東北~関東にかけての未曾有の大地震があり、まだ被害の全体像も判明せず、多くの方が避難所での苦しい生活を強いられている最中に独り言でもありませんが・・・。多くの方がこの独り言へ訪問してくれているので、久しぶりにアップします。

震災の翌日に「1から学べるマンション購入講座」を開催しましたが、案の定ドタキャンが相次ぎました。無理もないですよね。
でも折角ご参加いただいた方には、しっかりと勉強してもらえました。今回もアンケートでは◎ばかりでした。有難うございました。
15日にはわざわざ大阪から新聞取材に来られまして、マンション管理の現状や北九州独特の販売方法についてお話しさせてもらいました。

先日の日曜日には下関のマンションで役員さんを前に「これからのマンション管理の在り方」という演題で、少しばかりお話しさせていただきました。
参加人数は少なかったのですが、これもやはり好評をいただいたと自負しています。
だんだん目標とする綾小路キミマロに近づいているのかなって、感じです。

講演三昧しているわけではありません。
マンション管理の強烈なご相談にも応じています。
全部で3件ですが、すべて裁判になりそうです。いずれも区分所有者が現理事長や元理事長の横専を批判しての行動です。

しかしこれに対しては、弁護士先生はあまり乗り気ではありません。
「確かに貴方の言う事はよくわかる。この総会は無効だとする無効確認の訴えは勝訴するだろう。だけど勝訴したと言って、相手がその判決通りに行動してくれるかどうかはわからない。しかも、裁判費用は貴方持ちですよ」つまり勝っても何も得るものはない、という可能性が十分にあるのです。
しかも「理事長グループから目を付けられて、他の区分所有者からも白い目で見られてそのマンションにはいられなくなるかもしれないよ」・・・です。

マンション管理士の役目は、予防につきると考えています。
自主管理のマンションで、管理士を2~3年顧問として採用し、法に基づいた適正な管理とはこの様なものだと認識していただければ、その後は区分所有者だけで充分活動していくことができると考えています。

4月は定期総会の季節です。総会へ提案する議案書の作成で忙殺されています。
いろんなマンションや管理組合があります。いろんな理事長さんがいます。おかげで経験だけは、どんどん蓄積されていっています。その分神経はすり減っています。