マンション管理士の独り言・・・256

「共用部分の検査」

つぶやき主は、新築マンションの内覧会同行を行っています。
先月は、「高見ネクスタージュ」3件。「オークランド城内公園通り」3件の同行を行ってきました。
マンションに詳しい方で、“専有部分の出来栄えをチェックする内覧会同行なんてやっても共用部分が悪けりゃ、いくら専有部分が良く出来てたって仕方ない”と言われる方がいます。当らずとも遠からず、です。
確かに共用部分の出来栄えの良し悪しがマンション全体のこれからの維持管理に影響を及ぼしてきます。

ところが共用部分の検査を区分所有者に行わせているデベロッパーなんて聞いたことがありません。
竣工時に共用部分の検査は行っているのですが、検査するのは管理会社となります。
共用部竣工検査さえ行っていないデベロッパーもあります。
通常の場合、管理会社は、そのデベロッパーの子会社か関連会社です。
果たしてキチンとした検査が行われているのか????です。
“どうしてもお手盛りになっちゃわない?”と思うのはつぶやき主だけでしょうか?
勇気あるデベロッパーが出てきて、「うちのマンションの共用部分は、第3者に検査してもらっている」とならないものか、期待しています。

竣工2年目には多くのマンションで2年点検が行われます。
竣工後の大がかりな検査はこれが最後となります。
この時は、管理組合役員のかたの立ち会いのもとに検査が行われますが、失礼ながら素人同然の役員の方では、キチンとした検査が行われるのか懸念しています。
竣工後の共用部検査や、2年点検検査にも同行できるだけのスタッフは揃っています。
お声、待ってま~す