マンション管理士の独り言・・・279

「内覧会同行・・・アースコート西小倉ディアガーデンの巻」

先週は、ダイワハウスの注文住宅の内覧会の同行を行いましたが、今週は「アースコート西小倉ディアガーデン」の内覧会へ同行してきました。
このお客様は、購入前の段階からより詳しく物件そのものや、管理規約などについて教えてほしいとのご要望があり、お金をいただいて購入相談を行った方です。
その購入相談の折りに「マンション管理士さんって初めは怪しい、いかがわしいと思っていましたが、これほど、詳しいとは思いませんでした。購入のあかつきには、是非内覧会への同行もお願いします」とおっしゃっていただいた方です。

たっぷり3時間かかっちゃいました。
クロスや床フロアーの仕上げなんかも上手に行われており、全体としては良い出来だと言えるでしょう。
しかし、残念なことが2つありました。
一つはリビングドアのマグネットストッパーが不良で、一旦ストッパーで固定されたドアは、もう押しても引いても開閉する事ができません。
製品によればこんな事もあり得るでしょう。
しかし、この状態でお客様に内覧させてはいけません。
売主の社内検査や施工建設会社の竣工検査の折りに、指摘して取り替えておかなければならないものです。
社内検査や竣工検査の精度が疑われます。

さらにもう一点は、内覧会用の照明器具が準備されていなかったことです。
昨日は14時からの内覧会でしたが、11月の曇り空なら、北側の部屋や行燈和室では暗くなってしまい内覧どころではありません。
そんな時のために、1mくらいの竹竿の先に電球を付けてそれを各部屋の引っ掛けシーリングに差し込んで明かりを確保するということがなされます。
ほとんどの内覧会ではこの竹竿電球が準備されています。
この竹竿電球が準備されていませんでした。

つぶやき主は懐中電灯を携行していますが、懐中電灯を持っていないと暗くて仕上げの良し悪しがわかりません。

上記2点は、仕上げそのもののことではなく、それ以前の準備段階のことです。
前回の確認会の同行依頼の時もそうでしたが、仕上げそのものの出来栄えもそうですが、売主として、施工建設会社として、内覧会に臨む姿勢が安易な気がします。