マンション管理士の独り言・・・305

「内覧会同行・・・ザハウス大手町プレミアム」

先週末に2件の内覧会同行を行いました。どちらも「ザハウス大手町プレミアム」です。
そのうちの1件は140㎡超という大きな住戸だったので、13時から18時までと、5時間もかかってしまいました。

玄関エントランスでまず受付を済ますのですが、見慣れた顔がたくさん並んでいます。
このマンションの売主は東宝住宅さんで、施工会社は福屋建設さんですが、東宝さんのマンションはホワイトキャッスル二島・アールフォーレ春の町・ネクスタージュ高見弐番館で同行していますし、福屋さんのマンションは、最近ではアースコート西小倉・オークランド城内公園通り・サンパーク中井Ⅱなどです。

ですから、一瞬「また、あいつか!」みたいな顔をしますが、すぐ笑顔に変わって「お手柔らかに!」となります。

さて、このマンションの出来栄えですが、水平・垂直の墨出しもキチッとできており概ね良好と言えます。
一部サッシュ廻りのビス揉みが雑な仕上げになっていたり、揉み忘れなどがあった点が残念でした。

共用部分もできるだけ見るようにしていますが、パイプシャッター横の勝手口がホテル錠になっていて、内側から外へ出るときはノブを回せば出られますが、外側から内へ入ってくるときは鍵を差し込まないとドアが開かない仕組みになっています。
しかし、勝手口の縦桟の間隔が開きすぎており、大人の手でも容易に差し込めます。
ですから、外側から縦桟の間に手を突っ込み内側からカギを解錠出来てしまいます。
当然指摘しましたが、これには、笑ってしまいました。お客さんも大笑いでした。
でもご安心ください。入居までには取り替える事になっています。

そして、このマンションで何より気がかりなのは、半年後には弐番館が着工する事です。4m程度土を掘り下げるらしいのですが、その際のショベルの騒音・振動・ホコリなどが壱番館に迷惑を及ぼします。
当然工事期間中も同様の迷惑に悩まされることでしょう。
14階建てですから、工事期間は18カ月は必要です。
管理組合がやがて発足するでしょうが、まだ活動は本格的には出来ないと思われます。
その時に管理組合の立場で、売主に工事についての遵守事項や近隣協定を伝えるのが管理会社である日本ハウズイングです。
しかし、同社はできれば弐番館の管理も受託したいでしょうから、売主にあまり強くは言えないと思われます。

入居して半年後から隣地で工事が始まり、それが18カ月も続きます。
できるだけ壱番館入居者の生活に配慮した工事を心がけてほしいものです。
つぶやき主では力になれないかも知れませんが、内覧会の折りに東宝さんへ充分お願いしておきました。

ザハウス大手町プレミアムにお住まいの皆様の快適なマンションライフを祈念しています。