マンション管理士の独り言・・・321

「快適マンション生活新聞」

つぶやき主が代表を務める北九州マンション管理支援機構では、毎月1回「快適マンション生活新聞」を発行しています。
市内の自主管理マンションや当会主催のセミナー参加者など合計約300の管理組合さんへお届けしています。
さらに、福岡ひびき信用金庫の全店の待合室へ配置されていますので、是非ご覧になって下さい。

A3サイズの両面に割とびっしりと記事が掲載されています。
この新聞を担当しているのはMさんですが、「毎月こんなにびっしりの記事を書くのは大変じゃないっすか?」という問いかけに「イヤイヤ、マンションについてのネタはいくらでもありますから」です。
この中で「フロントマンの独り言」(アレッ!どっかで聞いたような?)というコーナーがあります。
とても面白く楽しませてもらっています。
このコーナーを担当しているのは酒好きのNさんですが、今回号はまた特に面白いです。

要旨は、“運転中にちょっと携帯をいじっていただけなのに、警察に見つかってルールだからと罰金まで払わされちゃった。マンション管理でもそうですが、ルールをあまりに四角四面にとらえると生活がギスギスしちゃいますよ。もっとゆったりと生活しましょう”です。

最近は管理組合の役員の中にもマンション管理士の資格をお持ちの方がいます。
これらの方は、結構四角四面のタイプが多いような気がします。
そして、管理会社フロントマンとぶつかったり、役員の中で孤立してしまうパターンへも発展してしまいます。
“あんたは正しい。正論は正論だけど、教科書通りには行かないよ。許容範囲じゃない。”と思ってしまうこともしばしばです。

また、役員さんじゃない一般の組合員で資格保有者もいます。
この方もやはり“理事会の進め方がオカシイ、議事録が正確性に欠ける”、なんて言って理事長なんかと揉めるパターンが多いようです。
そして、訴訟にまで行きついた事案も結構あります。
管理組合活動を適正に導くために創設されたマンション管理士って制度なのに、却って管理組合活動がややこしくなる結果になってしまって、双方ともに不幸な結果です。

管理規約を何がなんでも守らなきゃいけない、~ 皆が納得していれば管理規約に固執することない までいろんな考えの方がいますが、四角四面じゃギスギスしちゃいますし、かといって規約なんて守らなくていい、では困ります。
この辺の微妙なサジ加減が管理運営の難しいところです。
場数を踏んで、経験を積むしかないのかな、って感じています。

ここ数日でアクセス数が桁違いに多くなりました。
“どうしてだべ?”“何か天災地変の前触れ?”なんて思っていましたが、「e―マンション」のあちこちでつぶやき主の独り言が取り上げられています。
自分のつぶやきが別の掲示板に載っているのを見るのは何とも変な気持です。