マンション管理士の独り言・・・337

「日鉄ライフ→新日鉄都市開発→新日鉄興和不動産」

つぶやき主が以前勤めていた新日鉄都市開発がこちらでは馴染みのない興和不動産と10月1日付けで経営統合することになりました。
つぶやき主が入社した時は、日鉄ライフという社名でしたが、その後新日鉄の都市開発事業部と統合というか、吸収されるような形で新日鉄都市開発となりましたが、今度はいよいよ新日鉄という親を離れ、独立系の興和不動産と統合することになったようです。

日鉄ライフ時代から、新日鉄100%出資の子会社でしたから、今後はいろんな意味で変革が求められることでしょう。
九州支店のかつての後輩や部下達は、人員削減の嵐に耐えられるでしょうか?

新日鉄都市開発100%出資会社の日鉄コミュニティも人員削減などを含め業務見直しは避けられないでしょう。
そもそもフロントマン1人で17管理組合を担当するという業界の平均値に比べて、7管理組合程度しか担当していませんので、これからは、“もっと働け”“もっと利益を出せ”と要求されるでしょう。

こう見えてもつぶやき主は新日鉄都市開発では優秀な営業マンでした。
3年連続「支店長賞」を受けるほどでしたが、人件費などの固定費削減のあおりから自社で営業マンを抱えずに、販売を販売代理会社へ依頼する方針となり、販売一筋で生きてきたつぶやき主はお払い箱でした。
しかし、自社で販売し、お客様の声を開発・企画へフィードバック出来る仕組みでないと、本当にお客様へ喜ばれるマンションの開発なんて出来っこありません。
お客様と話したこともなく現場のことがわからない企画担当者が、机の上で考えたマンションが“いい物件”であるわけがありません。

悲しいことですが、最近の新日鉄都市開発は、口では顧客満足を標榜していながら、利益追求に走りすぎています。
リビオ桃園パークフィールズだって、3月竣工の3月引き渡しです。
大急ぎの引き渡しです。
3月が決算月だから何としても3月に引き渡し、売上計上したいのでしょうが、姿勢がお客様を向いているとはとても思えません。
しっかりした工事がなされるのか、とても心配しています。
2年前くらいに竣工した戸畑のあるマンションでは、住宅情報に竣工時期が4月中旬と発表しておきながら、東田の売れ行きが悪かったので、3月竣工へ急がせた物件もありました。
あと何年かすれば、建物に不具合が出てくるのではと心配しています。

興和不動産と統合することにより、本当の顧客重視の姿勢に立ち返ってくれるよう願っています。
少し辛口になりましたが、新日鉄都市開発の従業員の皆さんの頑張りを期待しています。