マンション管理士の独り言・・・377

「外灯設置」

お世話しているマンションのエントランス前で、1週間ほど前の夜分、女性を狙った引ったくり事件が発生しました。
たまたま、ベランダに出ていた人が気付いて大声を挙げ、その声に驚いた犯人が何も取らずに逃げ去りました。
パトカーが何台も来たそうです。

そして翌日管理組合ポストへ、「マンション付近の道で夜間暗がりがあり物騒です。外灯を設置して下さい。」という投書がありました。

この仕事は、管理組合ではなく、町内会が受け持つべきものです。
しかし、このマンションの町内会の世話人もつぶやき主がやっていますので、管理組合だろうが町内会だろうが、どっちにしたってつぶやき主のお仕事です。
早速自治連合会を経由して小倉北区街づくり整備課へ話を持ち込みました。
外灯設置には市から補助金が下りるのですが、その時期はもうとっくに過ぎています。
次回の補助金を待っていたら、年度が替わる来年4月以降になっちゃいます。
これから年末にかけてが、1番物騒な時期なのに、そんなに長く待てません。

そこで、自治連合会や街づくり整備課にお願いベースで交渉し、“住民の安全確保”というフレーズが功を奏して季節外れの補助金もいただけることとなりました。
60,000時間も耐用できるLED照明2基を付けることとしました。
補助金は1基あたり、18,900円です。
設置費用はとても補助金では足りませんが、それでも町内会にとっては有難い37,800円です。

北九州市の町内会入会率は92%だったと記憶しています。
しかし、マンションに限って見れば格段に低い入会率になっています。
今回のように防犯面での外灯設置や、地域とのコミュニケーションを図るには、町内会への入会がとても有効ですし、そもそもマンションだって地域の一員です。
まだ、町内会へ加入していないマンションは是非加入を前向きに検討しましょう。

“どのようにして加入するのか、わかんない”って方はご相談に乗りますよ。
だってこのマンションの町内会規則を作成したのもつぶやき主だし、町内会を立ち上げたのもつぶやき主です。
ついでに言えば、子供会も立ち上げちゃってます。

そのマンションに住んでいないのに、本来のマンション管理士の仕事じゃないのに、その分のお金ももらってないのに、実質の町内会長みたいになっています。