マンション管理士の独り言・・・386

「内覧会同行」

つぶやき主は新築マンションの内覧会同行をやっています。
年間20~30件同行しています。
お陰さまでご当地でこの数年の内に新築されたマンションでつぶやき主が足を踏み入れたことのないマンションはありません。
まだ購入を迷っている人に、「Aマンションが良いっすよ」とすすめ、その裏でAマンション業者から紹介料を得ているなんて思っている人がいるかも知れませんが、そんないかがわしいものじゃありません。
もうすでにマンションを購入した人のお供でマンションの出来栄えを検査するのです。

延々3時間近く検査します。
また、引渡し手続きや代金支払い方法の説明などにも立ち会います。
元大手デベロッパーの販売センター長でしたから、この辺のこともとても詳しく、売主業者さんからは疎まれていることでしょう。
顔馴染みになった営業の方からは、露骨に嫌な顔されちゃいます。
来春3月初めにある物件の内覧会にはもうすでに4件の申し込みが入っていますので、これからのオファーについては時間調整しなきゃなりません。

今月23日には長崎まで同行してきます。
往復の交通費を負担していただかなきゃならないので、お客様には多大な出費になると思いますが、ご満足のいくような検査をしなきゃです。
先日は沖縄からも同行の依頼がありましたが、流石にお断りしました。
交通費や宿泊費も負担していただけるとのことでしたが、ちょっと気おくれしちゃって、丁重にお断りしました。

来年秋に竣工するベイトリア門司マリーズやアーティックス井掘ソルパラツヲをはじめ、アーティックス戸畑グランゲートなんてまだ先の先の話で、日程も何も決まってない物件なんですが、すでに予約が入っています。
そんなに急がなくてもいいのに、と思いますが、どうやらつぶやき主のプレゼントがお目当てのようです。

つぶやき主の内覧会同行には素敵なプレゼントが漏れなくついています。
それは、管理規約や重要事項説明書、長期修繕計画などを検証した10ページ程度の報告書です。
どんなに詳しくたって、一般の方で管理規約などの重要書類を読みこなして、その特徴を理解することはほとんど不可能です。
つぶやき主は、ここ数年内に出来た新築マンションの管理規約や重要事項説明書、長期修繕計画はほとんど全てストックしていますし、多くの管理規約の改正を手掛けていますので、他との比較や特徴なんて言うのもしっかりと把握できます。

マンションを購入する人は相変わらず、設備・仕様・価格・間取り・立地・利便性などのハードな部分ばかりで購入するかどうかを判断しているようですが、それらはもちろん大事ですが、それらと同じくらいに大切なのが住んでから以降の住まい方の基準になる管理規約や使用細則です。長期修繕計画だって同じように大事なものです。
そのことを少し分かってきたらしく、購入前や購入後でも早い段階で管理について、検討或いは購入したマンションではどのようになっているのかを知りたい人が増えてきたようです。

つぶやき主の内覧会同行は、専有部分の検査だけじゃありませんよ。
管理規約などの検証もセットですので、ハードな点とソフトな点と併せての内覧会同行ですよ。
1戸建てならどこの内覧会同行業者さんでもいいでしょうが、マンション内覧会はつぶやき主に依頼されるのをお勧めしますよ。
依頼されてももう3月2・3日は詰まっていますが・・・。

何て言ったって、マンションの専門家ですから。
素晴らしい・・・。と思っています。