マンション管理士の独り言・・・453

「体を壊す理事長」

つぶやき主のホームページには大体1日平均200のPVがあります。
多いときには1000を超しちゃうことだってあります。
見ていただいた方がどのようにしてつぶやき主へたどりついたかは、「検索エンジン」なるものでわかります。
多くが“北九州マンション管理士”や“エースマンション”や、“マンション管理士の独り言”なんて固有名詞ずばりのものなんかもあります。

そして最近、続けざまにこんなのがありました。
「体を壊してまで理事長をやらなきゃならないか?」「組合員からのクレームで体調崩した。だれに損害賠償できる?」ドキッとするフレーズです。
体を崩してまで理事長やらなくてもいいんですが、途中で投げ出してしまう理事長さんもなかなかいません。
責任感からなのか、自分が投げ出せば次の方が同じく辛い目に合うのが忍びないのか・・・。

理事長さんは組合員からの多くの要望、申し立て、場合によれば、クレームにさらされます。
委託管理ならば、管理会社とか管理員さんへ申し立てるのでしょうが、自主管理ならば矢面に立つのは理事長さんです。
仮にも理事長さんに対してだから、居丈高な言い方をする方はいないでしょうが、何度も何度も来られるとストレス溜まっちゃいます。
小さなことから大きなことまでいろんな相談が持ち込まれます。
「あれしてほしい」「これしてほしい」「これを止めさせてほしい」「前々からいってるのに全然なおってない」「これを掲示してほしい」なんて多種多様です。

そして最近ではネットの普及によりへんに詳しい組合員がいたりします。
そんな人に限って教科書通りに、「このやり方は間違っている」「このようにやるべきだ」なんて正論を振りかざします。“正論だけどそんな重箱の隅を突っつくようなこと・・・”と思っても正論だけに無視するわけにもいかず、かといってどのようにすればいいのかもわからず・・・。
頭を抱えちゃいます。

自主管理でもつぶやき主みたいな専門家がサポートしてくれているならまだしも、多くのマンションでは理事長さん含めて理事の数人で解決しなきゃなりません。
体を崩してまでやることはないけど、出来るだけはやらなきゃ、仕方なかんべ、です。
組合員の皆さんの貴重なご意見は頂戴したいのですが、理事長さんという仕事に命かけてるわけじゃありませんので、温かい目で支えてほしいものです。

しかし、「体を崩してまで理事長やらなきゃならないか?」で検索してきた方は、大丈夫でしょうか?
心配になっちゃいます。