マンション管理士の独り言・・・501

「リビオ一枝並木通りに行ってきました」

購入コンサルタントご依頼者とリビオ一枝並木通りモデルルームを見学してきました。
見学は13時からだったのですが、2時間前の11時に事務所へお越しいただき、マンションの基礎知識をたっぷり2時間ご説明しました。
このご依頼者は、つぶやき主が内覧会同行を差し上げたお客様から「マンション買うなら購入前につぶやき主さんに教えてもらったほうがいいよ」とご紹介を受けてのご依頼でした。有難うございます。

このご依頼者は申し込み寸前のいわゆるAホット客です。
ですから購入にあたり事前に重要事項説明書・売買契約書・管理規約・長期修繕計画をいただき、内容を十分検討したいと思うのは当然のことで、そのように営業マンへ申し込みましたが、「部数に余裕がないので、モデルルームで見てほしい」とのことでした。
それら書類があればより詳しいご説明ができたのに、残念です。
その営業マンへ確認しましたが、本当に契約日にそれら書類を手渡しているそうです。
契約日当日、“日頃聞きなれない法律用語が詰まった書類の説明を受けても一般のお客様は何のことだか、わかんないでしょ”です。

通常は契約1週間前くらいにこれら重要書類が1冊になった見本を渡して、“当日いきなり見せられて説明されてもわかんないでしょうから、事前に目を通しておいて下さい”ってやります。
ちょっと丁寧じゃないですね。

そしてモデルルーム見学です。
約2時間かかりました。事前のご説明と合わせて4時間です。
御代は25,000円ほど頂戴しました。安いっしょ?
しかしいただいた御代以上の情報は間違いなくご依頼主へ提供しています。
その証拠にもう内覧会同行のご予約をいただきました。

構造や工期、引き渡し時期、遮音対策、管理規約の内容や、駐車場使用料の用途などお聞きしましたが、その場ではわかんないことは、後日回答をしていただけるということです。

そして、本物件の感想ですが、長所は、管理規約や各種重要書類は精度の高いものです。特に長期修繕計画は数量や工法についての記載もあり、また値上げ計画についてもキチンと記されています。
当初㎡あたり50円という金額は低すぎますが、しっかりした計画案だと言えます。
構造設備仕様は良くもなく、悪くもなく、地場の標準と同等かちょっとだけ下かなって感じです。
以前の新日鉄のライフプラザ、リビオシリーズという地場ではワンランク上の仕様というイメージではありません。その価格に見合った仕様設備です。
また、アフターについてはキチンと対応する会社だという印象を持っています。

短所は、重説・規約などを契約当日に渡すということも勿論ですが、駐車場使用料のほとんどすべてが管理費会計に充当されているようです。
管理組合設立後は毎月消費される管理費ではなくて修繕積立金へ充当できるように支出の見直しを管理組合さん主体で行っていただきたいものです。
エレベーターメンテナンス費用が2基で月額130,000円です。
1基65,000円で今までより少しは安くなったものの、なかやしきさんでは同じ仕様で55,000円程度です。もっと安くできそうですね。

つぶやき主は昼飯では資さんとともにジョイフルをよく利用します。
カレーなんか400円でおつりがきます。
これがロイヤルホストならば、1,000円近くもかかります。
ジョイフルでカレーを食べるつぶやき主はロイヤルホストなみの品質や美味しさ、サービスを求めちゃいけません。価格というものはそういうものです。
高級志向のロイヤルホストがジョイフル並みの価格になったとして、それまでのロイヤルホストのようなサービスや品質を求めちゃいけません。
ところがそれまでのブランドイメージが強すぎて、価格は下がったもののサービスや品質は以前のままだと勘違いする方がいます。
そういう方は、内覧会で少し、がっかりするかな。