記念すべき51号からしばらくは、マンション劣化診断や大規模修繕工事に関することをボソッボソッとつぶやきます。
マンションライフでは、管理費とは別に修繕積立金が必要となっています。
これは将来の大規模修繕工事に備えて、長期修繕計画(25年~30年)に基づき毎月積み立てられているものです。この修繕積立金が、いくらぐらいが適正なのかの目安があります。
まずは、旧公庫維持管理基準では、以下のようになっています。
まずは、旧公庫維持管理基準では、以下のようになっています。
築 年 数 修繕積立金(1戸当たり・月額)
~ 5年 6,000円
5年 ~ 10年 7,000円
10年 ~ 17年 9,000円
17年 ~ 10,000円
また、「マンション管理標準指針」では上記と異なり、
築 年 数 修繕積立金(1戸当たり・月額)
~ 4年 13,585円
5年 ~ 9年 16,445円
10年 ~ 19年 17,515円
20年 ~ 17,446円
注)70戸・9階建ての場合
さらに、旧住宅金融公庫が平成16年に実施した「マンション共用部分リフォーム利用者調査」では、1団地当たりの平均総工事費は4,926万円(1戸当たり約79万円)となっています。
そのマンションの設備や仕様、築年数やメンテナンス頻度により異なってきますが、ひとつの目安としてご参考にして下さい。