マンション管理士の独り言・・・53

大規模修繕工事に関することは、ちょっと横において、またまたマンション管理新聞最新号から、お話します。
第1面に、日本ハウズイング・太平ビルサービスに対して、国土交通省の指示処分がなされたという記事が掲載されています。
日本ハウズイングの処分理由は、同社社員が8つの受託管理組合に対して架空の工事代金として計約3,520,000円をだまし取ったことがあげられています。
同社は、同社員に対し、福岡地裁小倉支部に損害賠償を提訴しています。
ご当地小倉での事件です。
太平ビルサービスの処分理由は、同社の元管理員が長崎県の受託管理組合の理事長印を偽造し、管理費・修繕積立金1億8000万円を着服し、管理組合に損害を与えた事があげられています。
更に2面には、アパコミュニティに対しての、これまた指示処分です。
処分理由は、重要事項説明書の交付・説明と契約成立時の書面の交付を行っていなかった点があげられています。
同社が悪質なのは、平成16年にも重説の未実施などで行政処分を受けており、再び違反行為を繰り返したことです。
この分だと、今年末のマンション管理新聞の10大ニュースには昨年同様、管理会社の不祥事がトップになるのではと、危惧しています。
何度も言うようですが、マンション管理士は、管理組合の立場に立って、管理会社に対して指導・助言を行う役割を担っています。
いうなれば、管理会社のお目付け役です。
管理組合の見方ですよ~~~~。        聞こえたかな?