マンション管理士の独り言・・・576

『三流企業』

エースマンションコンサルタントというちっぽけな会社の代表者(=つぶやき主)から言われたくないだろうけど、管理会社で最大手と目されるA社は三流会社です。
緑ヶ丘の管理組合さんから大規模修繕工事の設計監理+合意形成のコーディネートのご相談がありました。
“自主管理ですか?”
“イエイエ、A社さんが管理会社ですよ。”
“A社さんは設計監理をやらないんですか?”
“A社は施工を受注したいみたいで、設計監理はやりません。”

その後、役員さんや修繕委員会の方にお目にかかっていろいろと話を伺いました。
どうやらA社さんは当初は、自社が工事を受注する責任施工で進めていたようです。
当初は役員さん方も、管理会社でもあるし、超1流の会社で信用もあるし、ということでA社さんにすべてお任せの責任施工で進めていたようですが、A社さんのやり方があまりに強引でそれにバカ高い。
それに気付き始め、第3者の目が入る設計監理方式へ舵を切ったようです。
きっかけは、数社から見積もりを取る予定でしたが、その締切があまりに短期間で、しかも出てきた見積もりの取りまとめもA社が行うということからでした。

役員さんが数社へ“見積もりに参加しないか”と声掛けをしましたが、どこも、「そんな短期間じゃ見積もり出すのは無理」「見積もりに参加するA社さんが見積もりの取りまとめをするのはオカシイでしょ。出来レースじゃん」と指摘され、見積もりに参加する業者さんはなかったようです。

さらに劣化診断をA社さんが実施しましたが、これがバカ高い。
金額を聞いた時に、あまりのバカ高さに思わず笑っちゃいました。つぶやき主ならその半額、もしくは3分の1くらいの金額で出来ちゃいます。

そして正式に理事会さんから設計監理+合意形成コーディネートの見積もり依頼です。
見積もり書と一緒に臨時総会の議案書作成のご依頼です。A社さんは自分の意にソグワナい趣旨での臨時総会議案書は作成してくれないだろうという役員さんの判断です。

設計監理+合意コーディネートの費用は修繕積立金を取り崩すことになりますので、議案書には予算案の変更が必要になり、この部分に関してはA社さんへお任せするしかありません。つぶやき主が作成した議案書をA社フロントマンへ送って議案書を完成させました。

そして、この議案書で良いかの最終確認するための理事会が開催されました。
つぶやき主も参加ですし、A社さんは3人も参加されていました。
つぶやき主からの議案書の説明が終わったころ、スクッとフロントマンさんが立ち上がりました。
そして、おもむろに用意していた書類を役員さんへ配布し、説明が始まりました。

「つぶやき主さんへ設計監理+合意コーディネートをご依頼するという方向で話が進んでいますが、当社ではつぶやき主さんと全く同じ内容で、半額以下で行います。お配りした資料はつぶやき主さんの見積もりですが、その横に各項目の当社の金額を記載しています。すべての項目で半額以下で行えます。当社にご依頼されるべきです。」

突然の話に役員一同唖然です。
そして理事から、“おたくが信用できないから、第3者へ依頼しようとしてるんじゃン。”
“相手方見積もり内容がわかって、その上でその相手方の見積もり書の横に自社の金額を記載するなんて三流会社のすることだ。”
“お宅は工事を受注しるつもりじゃなかったの?”
“工事を受注するという方針は転換し、設計管理を受注しようとなりました。”

つまり余程つぶやき主に入ってもらうのが困るようです。

A社さんは、より一層信用を落としました。