マンション管理士の独り言・・・578

「マンション管理セミナー」

8月31日(日)13:30~商工貿易会館501号会議室で、「マンション管理セミナー」が開催されます。
今回のテーマは、“大規模修繕を考える&知る”で、つぶやき主が1時間15分話します。
主催者は、日本ハウズイングさんです。合人社計画研究所さんのセミナーでもお話ししましたし、大英産業さんのセミナーでは毎年お話ししています。
お盆期間中は、その資料作りをやってました。

構造・設備・建物から始まり、区分所有法や管理規約、更には上手な議決の取り方までお話ししちゃいます。
勿論、いつも大好評な北九州のマンション実例なんかもふんだんにお話ししちゃいます。
結構聞き応えのある、そしてためになる講座になりますよ。
是非、ご参加ください。

最近大手町付近の兵器工場について調べています。古地図なんかもお借りして、地下防空壕の位置なんかも調査しています。
“これってマンション管理士の仕事?”って、自分でもよくわからなくなる時がありますが、建っているマンションの地盤に関係する事なので、調べなきゃいけません。
でも兵器工場という国のトップシークレットのジャンルなので、情報が極端に少なく、苦労しています。

更には地下水についても調査しています。
こっちは、市として扱っているセクションもなく、兵器工場以上にもっと大変です。
あっちにもぐり、こっちにもぐりで毎日泥だらけです。

それと言うのも竣工図書に不備が多いからです。
縮小しちゃって何て書いているのか判別不能な図書が多く見られます。
また、建築時に調査した調査報告書が散逸してしまって、当時の状況がわからず、途方にくれることがしばしばです。
「ここの排水ってどういう経路なの?」
「設備配管図がないからわかんない」
「設計事務所に聞いてみよう」
設計事務所に尋ねても、「当時の図面はもうありません。処分しています。」です。

処分する前には必ずあったに違いありません。
処分されてしまうと後から調査するのに大変なエネルギーとお金がかかります。
そしてその結果、大した成果があがりません。

最近竣工したマンションの管理組合さんは、設計事務所が処分する前に竣工図書とできれば調査報告書についても確認をしてください。
管理組合として健全な修繕工事を行っていくためにどんな図面、調査報告書が必要か分かんないって方は、つぶやき主にお問い合わせを。