マンション管理士の独り言・・・60

今回も「マンション管理の新たな枠組みづくりに関する調査検討報告書」からご紹介します。
マンション管理士へのヒアリング例です。
 名前だけの役員で理事会が機能しておらず、管理会社に任せきりであったが、管理会社から管理委託契約の継続が困難であるとの申し入れがあった。

業務継続が困難な内容としては、①3分の1の住戸が管理費を滞納している、②滞納額は年間収入額を優に超えており、管理組合に全く資金がないこと、③外壁塗装はもちろん鉄部塗装も行われておらず、室内への漏水も酷い状況である、とのことである。
現状の諸問題への対応も含め、管理業者へ業務継続の依頼をしているが、問題が多すぎて現行の管理委託費ではとても受託できないといった内容であった。
また、区分所有者がマンションを売却しようとしても、問題が多いために買い手が金融機関にローンを断られるため売却もできない状況である。

上記は、郊外のリゾートマンションの事例ではありません。ファミリー型のマンションでの事例ということに問題の根深さを感じます。
皆さんのマンションでは如何ですか?
さすがにここまで酷くはないにしても、このようになる兆候は見られませんか?
どんな些細なことでもまずは、お尋ね下さい。
「エースマンションコンサルタント」でした。・・・