マンション管理士の独り言・・・658

「北九州のマンション管理士はレベルが高い」

つぶやき主は、こう感じています。何故って?問題のある管理組合が多いからです。
北九州にはマンションに関連する仕事に携わる者なら誰でも知っている有名な判例が多いし、それに伴って著名な弁護士さんも数多くいます。
その理由は、いい加減な売り方、後々トラブルになる事が明白な売り方をする売主さんが多いからです。

例をあげれば、分譲駐車場(日本広しと言えどいまだに分譲駐車場をやっているのは、北九州だけ)、売れ残り住戸の管理費や修繕積立金を売主は負担しない、専有部分の譲渡・貸与の場合に当該相手方に駐車区画を引き継げる(管理組合に返却しなくて良い)、㎡当たり50円程度の修繕積立金、階下への遮音性能もお世辞にも優れているとは言えない、更にこれは広島の売主が持ち込んだ迷惑な売り方ですが、駐車料金タダ。

これらは住んでから以降、必ず住民間で、あるいは住民と管理組合との間でトラブルになります。
いい加減な売り方をした売主こそ糾弾されるべきですが、住民間でトラブルになっちゃいます。
売主の言い分はこうです。
「分譲駐車場があるって契約書にも重要事項説明書にも書いてあるっしょ。売れ残り住戸の管理費等についても売主は負担しないって書いてますよ。それ分かって購入したんでしょ。」です。残念ながら売主のこの言い分は通ります。

売主のいい加減な売り方で、売主には責任は及ばず、住民間のトラブルになって、管理組合ではどうしようもなく、そこで“つぶやき主さんお願い、何とかして”ってお声が掛かります。
こう見えても、仕事が無くいつも事務所でボーっとしているつぶやき主。お引き受けしちゃいます。
悪徳売主VS管理組合という図式ならば、正義の味方みたいで、ポセイドンやロプロス、ロデムなんかを引き連れて“ヤーヤー我こそは・・・”とできますが、住民間同士や管理組合内部のトラブルはドロドロとしていて精神衛生上宜しくありません。

どんなに有能なマンション管理士でもいい加減な売り方をされて、それがもとで管理組合内部でトラブルになったものは解決できません。
“今より幾分かマシになったな”程度です。

具体的な事例はつぶやけませんが、“こんな酷い売り方されちゃ、どうしようも出来ない。何でこんなマンションを買ったの?早く引越しした方がいいですよ。”って言いたくなるマンションもあります。

おそらくマンションと言うのは一般の人が購入する物の中で最も高額な物だと思います。売主さんは後々トラブルにならないような売り方をしなきゃですよ。
また、購入者がもっと賢くなってそんなマンションを購入しないようになれば、いい加減な売主さんも淘汰されていくはずです。

分譲駐車場が発端のトラブルや、売れ残り住戸の管理費などを売主が負担してないので大規模修繕工事が実施できず四苦八苦している管理組合さんのお世話をしたことがあるのは、北九州のマンション管理士くらいでしょう。
そういう意味で北九州のマンション管理士はレベルが高い、打たれ強い、です。

北九州のマンション管理士って言ったって、専業でやっているのはつぶやき主だけですけど。
じゃ北九州のマンション管理士はレベルが高い=つぶやき主がレベル高いってなるじゃん。

北九州のマンション管理士はレベルが高い、じゃなくて厚かましいでした。

なお、お分かりでしょうが、ポセイドン・ロプロス・ロデムはバビルⅡ世に出てくる正義の味方です。