マンション管理士の独り言・・・68

今回も集合住宅管理新聞「アメニティ」からの紹介です。
管理組合総会の時期です。総会で悩ましいのが、総会に参加しない無責任な組合員の存在です。
ここで言う無責任とは、出席届けはもちろん、欠席届けも、委任状も出さない、いわゆる無届欠席者のことです。
ある管理組合では規約の改正を議題としていましたが、

4分の3以上の賛成に1票足りなかったといいます。
「1票に泣く」というより「無届に泣く」という感じです。
総会への出席を強制することはできません。
欠席するというのもその組合員の自由意思です。
しかし、総会に出席しない、できないのならば委任をすべきです。
委任するのが嫌ならば、なんとしてでも出席しなければなりません。
管理組合は組合員によって構成されており、出席(委任も含む)は最低限の義務です。無届というのは、とにかく無責任な行為です。
選挙のように棄権という考えもあるでしょうが、こと管理組合においては、すべての組合員の参加が前提です。
管理組合での1票は自分たちのマンションのことをよく考えた上で、「賛成」か「反対」かの何れかを明確にすべきです。
白紙や棄権では前向きではありません。何を望んでいるのかが見えてきません。
総会に参加し、また何らかの形で意見をいうことは「義務」ではなく、「権利」と考えましょう。

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