マンション管理士の独り言・・・772

「マンション寺小屋・・・2」

10月1日にリビング北九州誌主催の「マンション寺小屋(購入編)」を開催します。
9月は北九州市の町内会のお偉いさんと地域振興課、コミュニティ支援課の方を対象にしてマンションセミナーでも講師を務めます。それ以外にも福岡県の就職支援活動の一環として「清掃員養成講座」の講師も務めますので、大勢の方の前で話すことが多い月になりました。
そんな中でも特に力を入れているのが、是非参加してもらいたいのが「マンション寺小屋(購入編)」です。

マンション管理士として多くの管理組合さんのお世話をしていますが、“マンションという集合住宅の「そもそも」がわかっていない区分所有者が多くいてはる“っていう印象を持っています。
知らない者同士が共有関係になり、管理規約を始めとする多くの生活上のルールがあり、総会で合意形成を図るってことがどういうことなのか?を、何とかなるだろう、って甘い考えで購入する人が多いっていうのが事実です。
「管理会社があるから、任せておけば大丈夫!」までは何とか許せても、「管理会社があるから管理組合がない、理事長もいない」って思っている人はマンションを購入しちゃダメです。皆の迷惑になります。

マンションを購入するっていうのは、①専有部分の区分所有権を取得する ②共用部分の共有持ち分を取得する ③敷地の共有持ち分を取得する ④管理規約、使用細則、総会の決議を守る義務がある ⑤管理費、修繕積立金を負担する義務がある ⑥管理組合員になる っていう事の意味くらいは最低限理解してなきゃです。
特にマンションを購入するってことは④~⑥の義務を負うことを知ってなきゃ、です。

寺小屋(購入編)では、専有部分と共用部分の境界や概念、専用使用部分がある理由、何故管理規約を守らなきゃならないか?管理規約と総会の関係、一度払った管理費や修繕積立金が返金されない理由、理事会・理事長の役目、管理会社の役目、総会での賛成数の数え方など営業マンが説明してくれない事を北九州での実例を交え分かりやすく説明します。
また、販売センターでの営業マンとのやり取りに関して、営業マンの本音、売約済のウソホント、いよいよ最終分譲ってホント?など裏話もお話ししちゃいます。

さらに住んでから以降トラブルになりやすいマンションや、維持管理にお金がかかる設備・仕様、実際にトラブルが起こった際の対処法など、
そして一番大事な、いい売主と悪い売主の見分け方、いい管理会社と悪い管理会社との見分け方、買ってはいけないというかお勧めできないマンションなどをお話ししちゃいます。

つぶやき主はどの売主、どの管理会社さんにも着色されていませんので、公平な視点から客観的にお話しします。
マンション購入を検討している方に、是非参加してもらいたいセミナーです。
もうマンションを買って役員やってるって方にも目からウロコのセミナーです。

つぶやき主の独り言をよく読んでるって方からお電話ありました。
「とても勉強になりました。マンション止めて戸建てを買うことにしました。」です。
複雑な心境です。