マンション管理士の独り言・・・78

「アーバンビュー小倉大手町プロジェクトクト引受け会社が、マリモに決定」

民事再生法を申請中のアーバンコーポレーションが小倉北区大手町で分譲していた、「アーバンビュー小倉大手町」を同じ広島本社の「マリモ」が引き継ぐことが決定しました。
小倉の1等地に工事途中のマンションが誰も手をつけられずに廃墟のようにそびえたまま、という最悪の事態だけは避けられたようで、小倉っ子としては、ホッと胸をなで下ろしています。
「マリモ」は、2年ほど前に小倉北区三萩野で「メガシティ小倉」を分譲していたので聞き及びのある方も多いと思います。

「メガシティ小倉」では、第1期でウエストガーデンを第2期でイーストガーデンを分譲予定でしたが、ウエストガーデンのみで撤退していました。
イーストガーデン予定地は、今も草ボウボウの野っ原の状態で「売り地」看板が立っています。
今回の「アーバンビュープロジェクト」も第1期としてウエストコート、第2期としてイーストコートを予定しています。
2期分譲までしっかりと分譲完売してほしいものです。
「メガシティ小倉」では、分譲主そのものであるマリモが「管理会社」でもありましたが、先日管理部門を切り離して「管理会社」を独立させています。
分譲主そのものが管理会社になるというのは、共用部分に不具合あったときに補修がお手盛りになるおそれがあり、マンション管理士としては「いかがなものか?」と考えていましたが、子会社とは言え独立した管理会社が管理を行うということになり、少しは期待しています。
独り言主は、「アーバンビュー小倉大手町」の売買契約書・重要事項説明書はじめ管理規約もストックしていますし、「メガシティ小倉」のこれら重要図書もストックしています。
「メガシティ小倉」では、内覧会などの検査にも立会い、仕上がり状態や工事精度も実際に目にしています。
一方、同じく大手町エリアの「ウエスト」跡地にも分譲マンションの計画が進んでいます。分譲主は、地場大手の東宝住宅です。
この東宝住宅の管理規約をはじめ重要図書にも熟知しています。
利便性や価格・間取りなどは当然購入するかしないかの判断基準でしょうが、住んでから後に重要となってくる管理規約や管理委託契約書などの比較検討をされたい方は、是非ご一報を。