マンション管理士の独り言・・・850

「古紙回収」

つぶやき主がお世話している管理組合さんでは、どこも古紙回収を行っています。
そのマンション単独で行っているところや、町内会単位で行っているところもあります。
北九州市では、古紙回収について1キロあたり7円の奨励金が交付されます。
自治会として登録すれば、その上部団体には更に2円が上乗せされ、この2円は上部団体に交付されます。
古紙のほかに雑カミ、段ボール、古着まで引き取ってもらえます。
下関市でも古紙回収については奨励金が交付されますが、こちらはキロ当たり5円なので、北九州市の方が手厚い待遇になっています。

もう8年以上お世話している北区の管理組合さんでは年間6万円くらいの奨励金が交付されています。
そのまま新しく立ち上げた子供会活動に充当し、そのおかげもあって活発な活動が行われています。
以前3年ばかりお世話させていただいた2つの管理組合でも古紙回収を実施し、そんなに大きな額ではありませんが管理組合の収入となっています。

今年度からお世話している門司の2つの管理組合でも10月から古紙回収が始まります。
そのうちの一つでは、電子ブレーカーを導入し、さらに共用部分の電力は新出光からの供給に変えましたので、かなりの管理費削減に結び付いています。
古紙回収による収入と電子ブレーカーや共用部分電力の供給先変更により支出が抑えられ、つぶやき主の顧問料くらいはまかなえています。

古紙回収に加え、防犯灯の設置を実施しています。
既存の電柱に防犯灯を設置する場合、補助金交付の対象となります。
LED電灯設置の場合、1カ所につき18,600円が交付されます。
1灯18,600円では設置費用は賄えず手出しになっちゃいますが、今まで暗かった道路が明るくなりますので、防犯対策に資することができます。
毎月の電気代金についても補助金の対象になります。申請はいたって簡単です。
3月、もしくは4月分の電気料金領収書を申請書に添付するだけで、それを12か月分に割り戻して年間額が指定の口座に振り込まれます。
ただし、設置についても電気料金についてもその補助金申請は、自治会を通してでなければならないは注意して下さい。
次回の総会で、古紙回収と防犯灯設置について話し合ってみてはいかがですか?

マンション内の生活上のルールの設定や敷地・共用部分の維持管理メンテナンスについては管理組合のお仕事ですが、一歩敷地の外に出ると管理組合のお仕事ではありません。
もちろん、管理会社のお仕事でもありません。
それらは町内会のお仕事です。

管理組合活動と町内会活動とがキチンと機能することが、より快適なマンションライフにつながります。
いつも言いますが、快適なマンションライフには、管理組合と町内会は車の両輪です。

10月に戸畑の公民館で、「快適な住まい」というテーマで2時間講演します。なかなかタフなお題目です。
11月には、ハローワーク経由で「清掃員講習」講義があります。
しっかり事前準備、勉強をしなきゃです。