マンション管理士の独り言・・・97

「大規模修繕工事の瑕疵補償」

今年最初のマンション管理新聞に興味深い記事が掲載されています。
大規模修繕工事を実施するに際して、工事途中で工事業者が倒産した時や、あるいは無事工事は竣工したものの、瑕疵があった場合などのリスクを回避できる保険商品第1号が国交省で認可されました。

ハウスプラス住宅保証(本社東京)のマンションの大規模修繕向け瑕疵担保保険です。
1戸あたり、おおよそ1万円の負担で約5年間工事業者の瑕疵や期間中の倒産による未補修のリスクを回避できるというものです。

瑕疵の認定は修繕時を原因とするものに限定し、同社の委託する全国約2000人の建築士が第3者的立場で修繕の着工前・工事中・竣工事に現状調査を行うほか、仕様書なども確認します。
瑕疵と認定されたら補修に要した費用の80%が保険金として支払われます。
倒産時には瑕疵補修額の100%を管理組合に支払われます。
これから大規模修繕工事に取り掛かろうと思われている管理組合には朗報ではないでしょうか?
ご検討されてはいかがですか?

前回96の独り言では、1日のPVが293を記録し過去最高を更新したとつぶやきましたが、翌日なんと951を記録しました。
全国各地でご覧頂いているようで、おそらく、前々日の合格発表で新たにマンション管理士となられた方が訪問されているようです。
その証拠に、メールもお電話も何にもなく、つまり商売には全く結びついていません・・・。

何事もなく日々静かに流れていきます・・・デクレッシェンドな日々。