マンション管理士の独り言・・・985

マンション管理士の独り言・・・985

「合格おめでとう」

1月11日にマンション管理士試験の合格発表がありました。
今年は50点満点で38点が合格ラインで、合格率は7,9%とのことです。
福岡会場では56人の合格者があったようで、それでいくと北九州では10人前後のマンション管理士が誕生したのかな、って思います。

つぶやき主の知る限り北九州でマンション管理士専業でやっているところは、エースマンションコンサルタント(つまり、つぶやき主のところ)だけだと思います。
不動産業や行政書士とを兼ねているところはいくつかあるようですが、専業となるとつぶやき主のところだけみたいです。
つぶやき主も以前は不動産業も兼ねていましたが、どちらも兼業できるほど生易しい業務でないので、不動産業の方はもう3年くらい前に廃業しました。
行政書士試験にも受かっていますから、そちらも開業できるのですが、もう35年くらいマンションのことばかりやっていますので、マンション関係の方が得意かなって感じです。

マンション管理士の資格は、業務独占でなく名称独占です。
業務独占というのはその資格を持っていなければ業務出来ないって資格の事で、例を挙げれば、不動産売買の場合の宅地建物取引士やマンション管理組合との管理委託契約を締結する際の管理業務主任者などです。
“この資格を保有しているよ”って、免許証を提示することが義務付けられているものです。
これに対し名称独占というのは、マンション管理士でないのに、 “マンション管理士です
って言っちゃだめですよ“って資格の事です。
ですから、以前理事長していたのでマンション管理業務に詳しいって人が、対価を得て管理組合の顧問になっちゃう、なんて言うのもアリです。
全国マンション管理組合連合会っていうのがそういう団体で、福岡県には福岡県マンション管理組合連合会と福岡マンション管理組合連合会という2つの団体があります。
一方には「県」があり、もう一方には「県」が付いていないという違いがあります。

マンション管理士試験を受験するには、その業界でのキャリアが何年以上必要とかのハードルがなく、年齢や学歴など一切不問です。誰だって受験できちゃう試験です。
でも合格しても経験がなきゃ、全く役に立ちません。
百戦錬磨の理事の方に対して教科書だけの知識では歯が立ちません。
管理組合活動に対する知識のみならず、販売手法、専有部分の仕様、売主の特性、管理会社の特性、フロントマンの能力、施工ゼネコンアフターサービス担当者の個性など把握しなきゃならないことが目白押しです。
理事会に出席したこともない方がいきなり実務が出来るわけがありません。議案書一つ作れやしません。
経験が必要です。

「折角勉強して難関と言われるマンション管理士試験に合格したんだ。この資格を活かしていきたい」と考えてる方は一度遊びに来られては。
自転車の乗っていないときは、事務所にいます。
沢山の資料がありますよ。

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