マンション管理士の独り言・・・991

マンション管理士の独り言・・・991

「中古マンション購入相談」

マンション管理組合活動のご相談や内覧会同行のご依頼、大規模修繕工事コンサルタント、更には市からの講演依頼など、どの分野でもお仕事のご依頼が増えています。
それでもまだやっと、どうにか、何とか、辛抱しながら、贅沢せずに、食いつないでいける程度ですが・・・。

そんな中、最近では中古マンション購入のご相談が増えています。
以前は“中古マンションを購入したんだけれど内覧会をしてない?”ってご相談があっていましたが、“中古マンションはそれまで人が住んでいたのだから多少の手垢や傷はありますよ。中古マンションの場合は、現状有姿で購入するのが一般的ですから内覧会を行うことはありませんし、意味もありませんよ“と丁重にお断りしていました。

ところが最近のご相談は、“検討している物件を一緒に見に行ってよ。現地で仕上げや設備、構造について説明してよ。管理規約や使用細則、更には総会で決議されたことについて詳しく説明してね”っていうものです。
昼間は結構時間ありますから、ご依頼をお受けします。
また、ここ15年以内に建築された物件ならばほとんどの管理規約を保有していますので、同行した際に現地でご説明します。
総会議案書や議事録で、そのマンションの収支状態を確認し、割と余裕ある財政状態なのか、数年後には大幅な積立金の値上げが必須なのかご説明します。
中古物件の見学には必ず、仲介不動産屋さんの担当者が立ち会いますが、以前のように露骨に嫌な顔をされることも減ってきました。
この際勉強させてもらおう、ってことで、不動産屋さんからの質問の方が多いほどです。

つぶやき主は他のマンションの構造や管理規約の実情をたくさん知っていますし、それぞれの管理会社さんの仕事のやり方などもわかっています。
他との比較を示しながらのご説明になりますので、“なるほど、流石ですね。よく知っていますね”という言葉を連発されるほどです。

中古マンション購入は、現状有姿が一般的なので品確法の適用もありませんし、アフターサービスもありません。民法で定められた瑕疵担保責任さえ付けられないほどです。
“10年のアフターサービスの期間がまだ残ってるじゃん”と言っても中古取得者には適用されない仕組みになっています。
売主が不動産業者という新築物件ならば少々悪いところがあっても売主が保証してくれるのでしょうが、中古マンションの場合はそうは行きません。
それ故に、構造や設備現状どのような状態なのかを把握し、また管理規約などでの生活上のルールを確認しなければなりません。総会で決議されたことや管理組合の財政状態の把握の必須です。

「中古マンション購入の場合でこそ、専門家のアドバイスが必要だ」と、分かってきた方が増えてきたようで、つぶやき主の出番が増えているようです。

池江選手が白血病だという報道に日本中が驚かされました。つぶやき主は15年ほど前に骨髄提供していますし、献血だって400ccを50回超えています。
骨髄提供した時の苦労と終えたときの達成感を知っているので、他人事とは思えません。
もうとっくに54歳超えているので2度目の提供は出来ませんが、つぶやき主ので良ければいくらでも提供しますよ。