マンション管理士の独り言…670

「内覧会同行依頼の理由」

分譲マンションの場合、売主さんの売り上げ計上の関係で物件引き渡しは例年3月がピークとなります。内覧会同行のご依頼も1月終わりから2月終わりが多くなります。
しかし最近はそれ以外の時期にも同行依頼のご下命があり、有難くお請けしています。

先日もお電話で同行依頼のご注文をいただき、少しお話をしました。
「ちょっとしたアイドルに会うって気持ちでワクワクしています」
「・・・・・(禿かかったおやじなのに)」
「何で弊社に内覧会同行をご依頼いただいたのですか?同行以外に契約書や管理規約の検証報告サービスが含まれているからですか?」
「ハイ。マンション購入は初めてですので立地や環境、外観デザインなどで購入をきめたのですが、“独り言”を読ませてもらって管理規約の重要性がわかり、その辺を詳しくご説明いただきたいと思って」
「有難うございます。マンションライフにとって管理規約はとても重要なものです。張り切ってご説明しますよ」
「それともう一つ。つぶやき主さんにマンションに住んでから後に例えば下の階の人と騒音などでトラブルが生じた時や、理事長なんかになった時にアドバイスを受けれるようにお願いしておきたいからです」
「素晴らしい」

最近のマンションの役員の選任方法は、輪番制っていうのがほとんどですので、遅かれ早かれいずれは役員に就任することになります。
そんな時のためにつぶやき主の身柄確保しておこうっていうことです。どしどし、使ってください。

つぶやき主に内覧会同行をご依頼いただいたお客様が引き渡しを終え実際に住まわれてから後に、マンションライフのことでチョクチョクご相談があるようになりました。
また、その方が悩みを抱えている役員の方へつぶやき主を紹介され、「○○マンションの管理組合のものですが、△△さんからつぶやき主さんをご紹介されたのですが、ご相談に乗っていただきたいのですが・・・」ってパターンもあります。

マンション購入というのはそこで終わりでなく、そこから共有関係になるマンションライフが始まるのですから、住まわれてから以降に相談できるつぶやき主は重宝しまっせ。
8月1日から北九州市住宅計画課ではマンション管理士派遣制度を実施します。
今までは月2回(第1第3水曜)に予約制でマンション管理相談を商工貿易会館でお受けしていました。
当然つぶやき主も相談員として派遣されていました。
今回の派遣制度は、ご相談を“待ち”ではなく、こちらから出向いて行って相談をお受けしますよという“出向く”というようにベクトルを変えましょうって“つぶやき”ではなく“大きな声“で提案していましたがそれが採用され予算化されました。

まだまだ「あれもしよう、これもしなきゃですよっ」て市の担当者へは“大きな声”で進言しようと、頭の中でつぶやいています。