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マンション管理士の独り言…546

マンション管理士の独り言…546

「平成25年度マンション総合調査」

国土交通省住宅局住宅総合整備課マンション政策室というイカメシイ名前の部署が5年に1度全国の無作為に選んだ分譲マンションを対象にして総合調査を行っています。
その結果が公表されました。その中から近年の現状と傾向をつぶやいてみます。

特徴的なのが、①マンション世帯主の年齢です。「60歳代」が1番多く31,1%、次いで「50歳代」22,8%、「40歳代」18,9%、「70歳代」16,5%の順です。集計すると「世帯主が50歳代以上」の割合は70,4%となります。
前回調査(5年前)と比較すると40歳代以下は35,6%➔26,8%へ減少し、60歳代以上は39,4%➔50,1%へ増加しています。
高齢者ばっかりになり、やがて役員の成り手不足へ発展していくのが明らかです。

②永住意識も変化しています。「永住するつもり」が52,4%、「いずれは住み替える」17,6%となっています。
前回調査と比較すると、「永住するつもり」が49,9%➔52,4%へ増加し、反対に「いずれは住み替える」19,4%➔17,6%へ減少しています。
永住するつもりならば、キチンとした修繕計画が必要ですし、修繕時に工事費が賄えるだけの積立金額が必要なのは言うまでもありません。

③管理規約があるマンションが98,4%です。
まだ1%強のマンションで管理規約がないのが不思議です。
管理規約がないから、何でも組合員の意思や総会の決議で決められるってわけじゃありません。
管理規約がないと区分所有法に従った管理運営となります。
管理規約より区分所有法の方が実生活では窮屈なのに、何故管理規約を作成しないのかわけわかりません。

④管理規約を改正したことのある管理組合は、71,8%になっています。
感じとして北九州の管理組合さんより高い数字だと思います。
自分たちの住みやすいように、その時々で管理規約も改正しなきゃ、です。

⑤購入時に管理規約を読んだことのある区分所有者は81,6%です。
マンションを購入した時期が新しくなるほど管理規約を読んだ割合が高くなります。
良い傾向です。購入者が管理に目を向ければ向けるほど、売主さんや管理会社さんはいい加減な管理規約を作れなくなっちゃいます。

⑥戸当たりの修繕積立金額は、10,783円です。前回が10,898円でしたから、10,800円程度に落ち着いてきたと思われます。
妥当な数字です。新築時に3,000円~4,000円程度の修繕積立金額を設定しているマンションでは早ければ5年後には倍、10年後には3倍に値上がりしちゃいます。

ずっ~と飛ばしてマンション管理士への依頼状況です。今回は16,4%です。
前回は、13,1%だったので微増ですが相変わらず超低空飛行です。
しかも「マンション管理士なんて知~らない」って割合では前回33%➔37,4%と増えています。
“何だべ!知らない人が増えてるじゃん”

もうひとつダメ押しです。
「マンション管理士なんて活用し~ない」って管理組合は前回29,6%➔30,9%とこれも増えています。

“ああ、無情・・・”



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