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福岡・北九州のマンション購入される方、マンション管理組合へのコンサルタント

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2017年04月


2017年04月10日

マンション管理士の独り言・・・833

マンション管理士の独り言・・・833

「2階の女が気になる」

“階”は“貝”と置き換えます。“気”は“木”と置き換えます。
2つの貝があって、女があって、木があって。
全部くっ付ければ、今が盛りの「櫻」となります。桜の時期です。
この時期日本列島全部がピンク色に染まり、華やいだ雰囲気が漂います。

しかしマンションライフではちょっと厄介者です。
花ビラが散りだすと、その下においている駐車車両のアチコチにくっついて中々取れません。その後、樹液が出てきて、更に毛虫が付きます。
樹液も車両にくっついてクレームに発展します。
新築時の駐車区画の決め方として、早めに住戸を購入した人から順に駐車区画を選べるって方式をとることがあります。
桜についての害なんて知らない人が、雰囲気だけで桜の木のそばの駐車区画を選ぶことがありますが、後日必ずクレームに発展します。
“桜の木の下はお止めになった方がいいですよ”って言ったのに、です。
毛虫は干している洗濯物にくっついていて大変なクレームになったことがあります。
どうなったかを考えるだけで、“気持ちわり~”です。

また、桜の木の根っこは凄まじいほどの生命力です。
歩道のインターロッキングどころか車道のアスファルトさえ持ち上げます。
排水桝に入り込んで排水のつまりの原因になります。
排水桝の中の生活排水や汚水は、桜の木の根っこにとって栄養素たっぷりです。
アチコチの排水桝に入り込んでいきます。

やがて“桜の木を伐採してほしい”まで発展することがあります。
多くの管理組合で総会は4月5月に開催されますから、桜の木の害についてのイメージがまだ鮮明なので、理事会へ桜の木の伐採を議案化してほしいという意見が出されます。
つぶやき主はそれぞれ異なる管理組合で2度「桜の木の伐採について」という議案を上程したことがありますが、喜んでいいのか哀しんでいいのか、2回とも大差で否決されました。

2017年04月04日

マンション管理士の独り言・・・832

マンション管理士の独り言・・・832

「区分所有者がお亡くなりになった」

会計担当理事の方からお電話がありました。
「○○○号室の方の管理費などが引き落としになっていない。金融機関から送られてきた引き落とし書には、「本人死亡により口座凍結」と記載されている。どうしましょうか?」
というお問い合わせです。
この管理組合さんはもう8年近くお世話していますので、区分所有者の顔とお名前が一致するほど皆さんと親しくなっています。
○○○号室の方は、70代の不在区分所有者で、会社を経営されています。

以前から、“いつでも会社へ電話していいよ”って言われていましたので、お電話してみました。
「△△マンション管理組合の者ですが・・・」。
それだけで話が通じました。昨年11月にお亡くなりになったそうです。
お元気そうだったのに・・・。
まだ相続人間で、遺産分割協議が整っていないようですが、そのお会社あてに請求書をお送りし、お振込いただきました。
口座は凍結されていますので、今後は毎月お振込いただくこととなりました。

区分所有者さんが亡くなった場合、管理組合で不祝儀を包むようにしているところもありますが、この管理組合さんではそのような取り決めもないので、一応顛末を理事長へご報告して終了です。

ご夫婦のうちどちらかが亡くなられても、もう一人がいらっしゃるので問題になることはありませんが、お一人住まいの方が亡くなると管理組合は大変です。
区分所有者が亡くなると、相続放棄しない限り法定相続人が相続人となり、その相続人に管理費などの負担義務が生じます。
基本的には法定相続人が3名ならば、それぞれの法定相続分割合に応じた額を請求するという面倒くさいことになります。
しかし、実際は相続人のうちのどなたかに全額請求するというのが一般的な扱いです。

2017年04月01日

マンション管理士の独り言・・・831

マンション管理士の独り言・・・831

「ゴンドラ作業」

共用部2年点検のご依頼をいただき、念入りに2週間くらいかけて調査を行いました。
ご入居者へアンケートを実施し、ご都合のつくお宅へは入室させていただき、バルコニーの調査も行いました。
そして施工会社から提出された補修計画書の検証を行い、いよいよ不具合箇所の手直し工事が実施されます。

外壁の補修工事がかなりの箇所・面積で行われますが、ゴンドラを用いるようです。
風が強い場所なので、足場を組んでの作業をお勧めしたのですが、コストもかかるということでゴンドラ作業となりました。
ゴンドラを吊り下げられない個所についてはブランコや足場を組んでの対応となるようです。
鳩避けネットを設置するためのブランコ作業に何度か立ち会ったことがありますが、足がすくみます。
念には念を入れて、命綱をあっちにもこっちにも引っ掛けて安全を確保していますので、万が一にも落ちることはないと思われますが、それでも作業員の方も初めの一歩の踏み出しの時は緊張するって言われてました。

高所でのゴンドラ作業は、地上より風の影響を受けやすくなりますので、2人で乗り込んでも1人はゴンドラを安定させる役だけになってしまうこともあり、効率が良いとはいえません。
外壁補修を専門とする塗装屋さんは高所でのゴンドラ作業にも慣れていますが、バルコニー床の防滑シート貼り換えなどを行う内装屋さんはゴンドラ作業に慣れておらず、やってくれる職人さんを探すのに一苦労します。
また、工事中や工事後の検査を行うことが出来ません。
理事さんや修繕委員さんにゴンドラに乗ってもらう事はできませんし、また、乗りたがる人もいません。



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