マンション管理士の独り言・・・またも番外編

2008年11月10日 ☁
先週土曜日(11月8日)の朝刊に、いつものように分譲マンションチラシが入っていました。
その中で、ついにここまで来たか!と思わせるチラシがありました。
フローレンス八幡駅前では・・・

3LDKで500万円のプライスダウン、4LDKではなんと640万円のプライスダウンです。
さらに加えて、50型ブルーレイTV,照明・カーテン・エアコンまでサービスしています。
総額いくらになるのでしょう?
フローレンス八幡駅前が、新築後2年以上経っていればわからなくもありませんが、この物件は今年8月に竣工したばかりの新築ピッカピッカのマンションです。
同エリアのオークランド八幡エクスタージュでは、本年1月竣工物件で3LDKで、
255万円のプライスダウン(別途、照明・カーテン付き)。
同じくサンライフ八幡駅南Ⅱは、平成17年9月竣工物件で(築後3年経過)生活モニターと称し実質180万円のプライスダウンです(別途、家具・家電1式付き)。
また、新日鉄都市開発では同エリアにリビオ桃園・リビオ東田が分譲中です。
近接の戸畑にもさらに2つの物件を分譲中であり、これらにはモデルルーム特別分譲
(照明・カーテン・家具1式)に加え「テツの恩返し」と称し、100万円程度の車・
海外旅行などをサービスしています。
まさに値引き合戦、サービス合戦の模様を呈してきています。
その中でも、フローレンス八幡駅前のプライスダウンは圧倒的です。
このような販売戦略を続けていったら、販売直後の定価で購入するお客様はいなくなってしまいます。
同じエリアで自社開発物件を3つも4つも分譲する業者や、築後3ヶ月で600万円以上もプライスダウンする業者など、市場調査や商品開発・ひいては金額設定について、もうちょっと事前調査・検討を行う必要があるのではないでしょうか?
定価で購入したお客様が泣いていますよ。