マンション管理士の独り言・・・334

「激変した理事会」

4月末にあったご相談です。
「管理会社の動きが悪く、理事会は総会開催前に1度だけの開催で、理事長さんが何度促しても、理事会を開催してくれません。提出したい議案は沢山あるのにこんなので大丈夫でしょうか?」という内容です。
理事長はじめ役員さんの了承をいただき、取り敢えず理事会へ参加させてもらいました。無料です。
管理会社さんの業界では悪名高いつぶやき主が参加するということで、管理会社さんは4名も参加して、それなりに理論武装していました。

結構白熱したやり取りがありましたが、他の管理組合や管理会社さんのやり方を熟知しているつぶやき主の方が1枚も2枚も上手です。
管理会社さんは所詮自分の会社のやり方しか知りません。そのやり方が正しいのかどうかも分からずに、今まで通りのやり方を踏襲しているだけです。
結果、管理会社さんは今までの非を認め、総会で謝罪しました。
大幅な管理委託料の減額も、受け入れざるを得ません。
そして今後は適正・適法な管理に努めますから、引き続き管理委託契約の更新をお願いします、です。
更に総会ではマンション管理士との顧問契約を締結する件も承認されました。

そんなこんなで、総会後初めての理事会が開催されました。
今までなら、次回の総会前にたった1度きりの理事会ですが、毎月1回は開催しましょうというつぶやき主の提案を役員さんは快く受けていただき、管理会社さんも当然出席です。

この理事会が素晴らしいものでした。
1週間前に開催された総会の議事録はすでに準備されていますし、理事会で審議する議案についても予め用意されていました。
そしてその議案について、管理会社さんの適切なアドバイスもあり要領よく審議が行われました。
満足のいく理事会でした。
やればできるじゃん!です。
前回の役員さんが2名留任していますが、あまりの変わりように、驚いていました。

顧問契約は1年です。
その間に役員さんもそして、管理会社さんもしっかり理事会を始めとした管理組合活動を学んでいただきたいと思っています。

管理会社業界では、悪名高いつぶやき主ですが、それだけ管理会社さんには効果テキメンですよ。