マンション管理士の独り言・・・587

「大好き。平原先生」

平原先生と言うのは、八幡東区選出の市会議員さんです。
維新の会だってことです。維新の会だって、自民党だって、共産党だって、朝鮮労働党だって、どこに所属していようが大好きな先生です。
何故って、分譲マンションの事を良くわかっていらっしゃるからです。と言うより、分譲マンションの本質をよく理解・勉強されており、さらには市内分譲マンションで今後現実になるであろう種々の問題点に対して危機感を持たれているからです。

事務所が近いという事もあってか、ちょくちょく北九州市のマンション事情を聞きに来られます。
現状をお教えしたり、“市とすればこんな風にベクトルを向けるべきですよ”、“それにはこんな方法がありますよ”、何てことをお話したりしています。

9月11日に市議会で平原先生が質問しました。「老朽化マンション対策について」です。
その中で、現在市として実施している月に2回のマンション管理相談(第1、第3水曜、商工貿易会館内福岡県建築住宅センターにおいて)だけでは対応としては不十分で、マンション管理士派遣制度を早急に策定すべきだとの内容です。

つぶやき主もこの相談員として様々な管理運営上の相談をお受けしていますが、そこに来られる方は、理事長さんとか副理事長さんで、かなり御歳を召した方が多いです。
だって相談日は平日の昼間ですから、現職の方はなかなか来られないっすよ。

ご相談にお答えします。
すると「わかりました。帰って早急に理事会を開催して、今日受けたアドバイスを役員へ報告します」と言って帰って行かれますが、“理事会で上手く説明できるかな~。まず無理だろうな~”って見送ります。
アドバイスをもらった時には分かったつもりでも、何日かすると忘れちゃうだろうし、また他の役員さんから違った方向で質問されたら、答えられるわけありません。
また市の相談ですから、名刺を渡すなどの行為も営業行為とみなされて、ご法度です。
そもそも相談するならここにおいで、っていう「待ちの姿勢」がどうかと思います。
こちらから理事会や総会へ出向いて行って、質問にお答えし、アドバイスするのが痒いところに手が届く対応でしょっ。

このことを何度も市の担当者(建築局住宅計画課)へ働きかけていたのですが、“予算が付かない、現行の相談制度で充分でしょ”でなかなか進みません。
取り入れてくれそうだな、って思っていたら、年度が替わって担当者総入れ替えなんていうのが何度かあって、なかなか実現しませんでした。

しかし今回は平原先生の後押しもあって上手くいきそうです。

こんな風につぶやくと“何だ、つぶやき主が言わせたんじゃン”なんて思う人がいるかも知れませんが、・・・
そんなことはありません。それほど影響力はありません。
たまたま意見が一致したのかなって、思っています。

今度は「分譲駐車場」と「未販売住戸の管理費などを売主が負担しない」という悪弊を止めさせちゃおう、なんて本当に“独り言”でした。