マンション管理士の独り言・・・606

「開放廊下側の部屋のアレコレ」

開放廊下側に面する部屋の窓下部にはエアコンが設置できるようになっていて、ドレン排水も設備されています。
かつてのマンションではドレンホースから排水垂れ流し状態でしたが、最近では開放廊下に敷き詰めている防滑シートの下部にドレン管排水パイプを隠蔽配管し、そのパイプにドレン管を差し込めば廊下手摺の排水溝まで流せるようになっています。
または、防滑シートを断ち切るように縦に排水溝を作り、その溝にドレン管を乗っければ排水溝まで流れていくタイプもあります。

しかしこのタイプでは排水溝にしっかりとドレン管を乗っけないと、ドレン水が防滑シートの上に垂れ流し状態になり、世界地図のようになったこのシミはなかなか取れません。玄関先に大きなシミが出来る状態です。
排水溝にドレン管を乗っけるタイプでもその排水溝にドレン管差し込み用の輪っかがついていると大丈夫なのですが、輪っかがついていない排水溝タイプの場合、ドレン排水垂れ流し状態で玄関前に大きな世界地図シミのあるお宅を良く見かけます。
ドレン排水がキチンと廊下手摺壁下部の排水溝まで流れていくようになっているか確認しましょう。

“開放廊下に面している部屋で寝ているけど隣の住戸のお風呂の換気扇の音が喧しくて寝られない”というご相談です。

お隣さんのお風呂は窓に面していないので、ほぼ24時間換気扇を回しっぱなしです。
昼間は他の生活音もあり、気にならないのですが、夜になると気になって仕方ないとの事です。
そこで市のまちづくり整備課から騒音計を借りてきて夜10時から騒音測定です。
その結果、同タイプの他の住戸との差もなく、45デシベル程度でした。
気になって仕方ない方へは、直接面談し、つぶやき主から「騒音測定しましたが受忍限度です。ご自分で何かの対策をお願いします」です。
勿論、丁寧に物腰柔らかくです。納得していただきました。
これを騒音測定もせず、「お宅の気にし過ぎっちゃないの!」なんてやるとこじれてしまいます。
また、この報告を電話で済まそうとしてもいけません。しっかりお会いしてご説明しなくてはいけません。
お風呂の換気を玄関側でなく、バルコニー側に逃がしてくれていれば何でもないのに、でした。

先日の日曜日はマンション管理士試験日でした。合格して実務経験を積みたいという方はつぶやき主へご一報を。
理事会や総会へは嫌と言うほど同行させちゃいますよ。
今日も午前中は臨時総会、夜は定例理事会です。

「鉄腕ダッシュ」も、もうしばらく観ていません。無人島生活どうなったかしら?
来週土日夜も理事会です。
せめて美味しいラ~メンの完結は観たいのですが・・・。