マンション管理士の独り言・・・330

「ベイトリア門司マリーズとネクスタージュ高見七条弐番館へプレゼント」

最近、連続して参加している理事会で面白い会話がありました。
そのマンションが建ったのと同時期に、同じエリアに、同規模の、同じ売主の、同じ管理会社のマンションが建っています。
同じ売主が分譲したマンションに住む者同士ということで、組合員さんの交流もあっています。
そして、朝刊配達サービスで戸当たりの料金が違う事が判明しました。
そこで、管理会社に質問がありました。

理事さん「なぜ、朝刊配達サービスの金額が違うのか、わかりました?」
管理会社「社内で調べました。あちらのマンションを建てる時は、売主から管理費を安くしろという強力な要請があったので、朝刊配達サービス金額を安くしています。こちらのマンションについては、売主から要請がなかったので、少し高めの金額設定としています」。
理事さん「???」「要するに高くとれる所からは、高く取るって事じゃない」
管理会社「何と言われようと、これが限界です。何とかご勘弁下さい」

この件に端を発して、管理会社の方は見ているつぶやき主が気の毒になるくらいやり込められていました。でも仕方ないっすね。理由になっていませんし、あんなので納得する人はいないっしょ。
近くに建っているのだから、事前に金額くらい合わせておけよ、って思っています。

そんな会話を思い起こしながら、各管理会社の費用を見比べてみました。
同じ管理会社で、しかも同時期に建ったマンションであっても意外と管理委託料が違うのがわかりました。
1番わかり易い例としてエレベーターメンテナンス費用を教えちゃいます。

最近分譲もしくは、今販売中のマンションの事例です。
1、アーティックス高峰      フルメンテナンス(日立)  月額50,000円
2、ネクスタージュ高見七条弐番館 フルメンテナンス        55,000円
3、Aグランレスタ下到津      フルメンテナンス(日立)    52,000円
4、A小倉グランゲート       フルメンテナンス        54,000円
5、門司マリーズ         フルメンテナンス        60,200円

ネクスタージュ高見弐番館には3基のエレベーターがあります。
1基5,000円安くできるとしたら、月額15,000円→年額180,000円のコストダウンが図れます。
ベイトリア門司マリーズに至っては、5基のエレベーターがあるので、1基10,000円安くできれば、月額50,000円→年額600,000円のコストダウンにつながります。
管理会社さんと交渉するかどうかは、管理組合さん次第ですよ。

「なかやしき」さんゴメンナサイ。
でも管理委託料についても透明性が求められている時代ですよ。