マンション管理士の独り言・・・1080

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「破綻しそうなサービス」

1月末から理事会、臨時総会のラッシュです。最近は門司港、下関が多く、週末は3日連続門司港へ8時半着でした。
破綻しそうなサービスは「ゴミのケータリングサービス」です。
朝8時までに玄関先やその階のゴミ集積所へゴミを置いていれば管理人さんや清掃員さんが、マンションのゴミ集積所まで持って行ってくれるってサービスです。
誰が考えたのか、どこが最初に始めたのか知りませんが、北九州発のサービスの様です。
他のエリアではあまり見かけませんが、最近分譲の市内マンションはどこもこのサービスを採用しています。
結構費用はかかりますが、使い勝手がいいのか、中止するところはありません。
しかしこのサービスは、管理人さんが常駐している大規模マンションならば対応できますが、30戸程度の管理人さんがいないマンションでは、管理会社さんは四苦八苦しているようです。

数名の清掃員さんが数件のマンションを回って作業を行います。もし清掃員さんが急に欠勤したり、或いは回収に遅れたりしたらフロントマン総出で、玄関先まで回収に向かっているそうです。
玄関先に出したゴミが何時までも回収されないとなると悪臭はするし、大きなクレームに発展しますので、何としても時間前回収に向かうそうです。
それでも清掃局のゴミ回収に間に合わなかったら、会社へ持ち帰り自身で処分するのが社内ルールのようです。
清掃局のゴミ回収車は決まったルートに従ってゴミを回収していきます。
従って、大体いつも回収に来る時間っていうのはわかっていますが、管理会社さんは決まって“8時までに玄関先に出して下さい”って言います。いつも9時に回収車が来るから9時までに出せばいいやって、思っていたら回収車が早く来てしまったって例があり、大きなクレームに発展したそうです。

ゴミ出しする居住者のほうも、“8時にちょっと遅れたらもう回収してしまったのか”?等とても心配するようです。
また、時間とおりに8時に出したのに何時まで経っても玄関先から回収してくれていないと、“ゴミ回収車に間に合うのか?”“カラスが突っつかないか?”なども気にかかるようです。

また、市の環境局はこちらの都合に合わせてゴミは回収してくれません。回収ルートは決まっています。つぶやき主は何度も“もう少し早く回収してください”ってお願いしましたが、ニベもなく断られ続けています。

考えてみれば大変な作業です。売主さんは売るためにアレやコレやいろんなサービスを考えてきますが、実際にそれを実行する管理の現場では結構大変な作業だったりします。
「ゴミケータリングサービス」はその代表的なものかな、って感じです。

サービスって言えるのかどうかわかりませんが、床暖房が採用されだしてやがて10年が経とうとしています。床材の下から暖めるって方法が床材に良いわけありません。
西部ガスさんなんかは、床暖房用の床材ですから安心です、って言ってましたがどうでしょうか・・・???
つぶやき主の予想通りにならなきゃいいのですが。