マンション管理士の独り言・・・1226

マンション管理士の独り言・・・1226

「〇〇玉も縮み上がるマンション」

夏にふさわしく、「背すぎも凍るマンション」「身の毛もよだつマンション」に続いて「〇〇玉も縮み上がるマンション」です。少し品のないネーミングですが、ご愛敬で

小倉北区のマンションです。長い事理事長をやっている方で管理組合の団体にも理事として名を連ねていました。

旧帝国大学を出られて、北九州では超有名なお会社の役員まで上り詰め、色んな子会社の社長さんを歴任された御仁です。

現役時代は、何人もの部下がいたようですが、退職後はご自分が住むマンションの管理組合理事長を務めています。

しかし頭が良すぎるのか?現役時代のままに他の理事に対して、何事も上から目線です。

理事会で、理事のお一人に対し、「何故、こんな簡単なことが分からないの?分からないなら事前に予習してこなきゃ」と言い放ちました。つぶやき主に自慢げに話されたのをビックリして聞いたものです。

暴言を浴びせられた理事さんは、すぐに席を立って退席したそうです。

そして後日、運の悪いことにこのお二人がエレベーターで出くわしました。

そこで、「謝れ」「謝らない」という会話があったようですが、「こんなことも分からない」とバカにされた理事さんが、発言者である理事長を殴ってしまいました。

理事長はすぐに病院へ運ばれましたが、それ程重いケガではなかったようです。

殴った理事さんは警察へしょっ引かれました。後日示談が成立したそうです。

しかし、それ以来理事長さんは理事長職を辞めてしまいました。もうしばらくお目にかかっていませんが、「あれ以来、覇気のない生活をしている」って知人を介して聞きました。

続いても小倉北区のマンションです。今の理事会の方針が気に入らない組合員が第2管理組合を設立しようとしました。ご自分が第2管理組合の理事長に就任するようです。

理事会の方針が気に入らないというよりは、現理事長に対する個人的な嫌悪感が勝っているようでした。

ある時マンションエントランスで二人がガチ会ってしまいました。

初めは穏やかな会話だったようですが、段々と激しい口論となり、第2管理組合理事長は現理事長が後ろを向いた時、その肩にボールペンを突き立てちゃいました。

警察が来て第2管理組合理事長は連行されていきました。一時は周辺が騒然となったそうです。この事件も示談ということで終息しています。

それでもこのお二人は懲りないようで、相変わらず顔を合わせるといがみ合っています。

このような事例が多いのか、管理規約に、「第2管理組合を設立させてはいけない」と規定しているマンションが増えています。

この他、総会時に警察が出動した、って話も聞いたことがあります。

役員就任は1年交代で輪番制なので、「自分が役員になった時に、復習してやる」って個人的な怨恨を持ち込む方が増えているような気がします。

これで「怖~いマンションシリーズ」はオ・シ・マ・イ。

断っておきますが、すべて事実です。