マンション管理士の独り言・・・186

「シルバーマンション・・・要望書提出」

顧問させていただいている管理組合のそばに14階建てのシルバーマンションが建築される事になりました。
黙っていれば、顧問マンションのエントランス前の道路を大型工事車両が頻繁に通行するのは火を見るより明らかです。
平時でも通行量が多く、昨年の今頃、管理組合の意を受けて、つぶやき主は北警察署へ“何かの対策を考えてほしい”と要請に行ったほどです。

管理組合理事長さんと町内会長さんからの委任を取り付け、要望書を関係各所へ提出に行きました。

まずは、建築局審査課。

ここでは偉い人と思える3名の方が相談に乗ってくれました。
以前ならば、確認申請は必ず審査課を経由していたのですが、現在は民間審査会社に審査を依頼する事が多いので、多分お役にたてないでしょう。でも、住民の方のご要望はわかりましたので、審査課が関与することあれば、事業主に住民の意見を尊重するようにと伝えます。とのことでした。

続いて、建築局指導課。
ここには、中高層建築物を建設する際は、必ず届け出なければなりません。
無事に要望書を受理いただけました。そして、事業主に住民の意見を尊重するようにと伝えます。さらに議事録についても、事業主と顧問マンション代表者とつぶやき主の印鑑あるものを提出するように、伝えます。とも言っていただきました。

最後は北警察署です。
ここでもいかにも上席と思える2人の方が応対してくれました。
顧問マンション前の道路は、トン数制限もない公共の道路なので、ここを通行してはいけないとは法律上指導できない。ただし、クレーン車設置などで道路使用許可の申請があるだろうから、その時は住民の意見を尊重するようにと伝えます。と言っていただきました。
要望者は受理してもらえませんでしたが、コピーを預かってもらいました。

この件は、自治連合会会長へも相談済みで、“いざとなれば力になるよ”、とも言ってもらっています。
決してシルバーマンションの建築そのものに反対!とか、1フロアー低くしろ!なんて無茶なことを言っていません。
事業主さんが真摯に近隣住民の声や要望を聞いてくれるよう期待しています。

これってマンション管理士のお仕事・・・?